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出版社内容情報
レオナルド・ダ・ヴィンチ[レオナルドダヴィンチ]
著・文・その他
内容説明
15世紀イタリア。中世以降、覇権をめぐってたびたび戦火が広がるなか、各国の君主たちは芸術を保護し、「ルネサンス」と呼ばれる古典の復興運動が巻き起こっていた。その時代に活躍した万能の天才、レオナルド・ダ・ヴィンチ。彼が生涯をかけて解明し続けた、自然の洞察についての極意が詰まった遺稿の数々を漫画化。
目次
芸術家と自然
レオナルド
絵画論
努力
穏やかな晩年
著者等紹介
ダ・ヴィンチ,レオナルド[ダヴィンチ,レオナルド]
1452~1519。イタリアの芸術家。幼少期に正当な教育を受けず自由奔放な暮らしをしていたが、14歳から画家を目指し、フィレンツェの工房に弟子入りする。独立以降は仕事を求めて各地を点々とするが、絵画のほかにも彫刻、建築、科学などに通じ、万能の天才と称される。その精巧な絵画はルネサンスを代表する作品となっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サゴウ
98
ダ・ヴィンチの人生の記録。文庫の方は情報量がずっと充実しているのだろうけど、漫画でも充分得るものは多かった。 芸術家は自分と向き合うため基本的には孤独でなくてはならない。 批判は拒まず受け入れその上で自分で判断する。 大抵の困難は努力で突破できる。 天才ダ・ヴィンチが考えていたことが僕たちに届いてくる。 「世間からは得体の知れない存在として見られているが、私は天使でも悪魔でもなく、みんなと同じ普通の人間なんだ」という趣旨の言葉が印象に残った。 主題歌は星野源のPop Virus♫2019/05/08
みーなんきー
24
通常の教育を受ける機会を得ず、独学で絵画、彫刻、建築、科学を習得し独自の哲学を持ち続けたダヴィンチ。画家は作品を作る時自分と語り合う必要があるため、孤独でなくてはならない、と説いた。また自分が自信を持って過ごしてしまう場所よりも、常に自分の短所がわかる状況にいる方が実力が上がる、など読んでる自分が私生活に置き換えてどきりとするセリフが満載だった。なんだか深い漫画だったなぁ。2016/01/09
白義
12
ダ・ヴィンチの紹介漫画として問題はないのだが、まんがで読破シリーズとしては致命的な欠陥が一つある……これ、「ダヴィンチの手記」が出来るまでのストーリーでダヴィンチの手記本体の内容がわからないでしょう。恐らく反映はされているはずなのだが引用も少ないのでどう反映されているのか初読ではわからない。その上でダ・ヴィンチ本人の入門漫画としてはまずまずだけど、ちょっと現代風自己啓発じみた俗っぽさが目立った印象。学習漫画としてはいい出来のはずだけどこのシリーズに求めるものとはちょっと違う、という惜しさを感じる一冊である2018/06/06
おくてつ
8
まんがで読破を読破するシリーズ。 レオナルド・ダ・ヴィンチが生涯書いていたという手稿を弟子のメルツィに託し、出版されたという手記。 要は日記なので、その内容に基づいて書かれているので、レオナルドの生涯を語った伝記。 残された絵画だとか、ヘリコプターの設計図だとかの印象があるけれど、彼の苦悩の歴史が描かれています。 天才は紙一重だったんだなと改めて。2018/09/26
はる坊
8
我を通し続けるのはとても難しいけど、様々な苦難にも負けず、彼は成し遂げた。そこにレオナルドダビンチのすごさがあると思う。2014/07/04