まんがで読破
1984年

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  • サイズ 文庫判/ページ数 182p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784781607269
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0193

出版社内容情報



ジョージ・オーウェル[ジョージオーウェル]
著・文・その他

内容説明

1984年、世界は3つに分断され、オセアニア国はビッグ・ブラザーによる強固な管理体制が敷かれていた。その体制に疑問を抱くウィンストンは、政府に抵抗すべく日記をつけはじめる―。東西冷戦をモチーフに、人間と権力の危険な関係を暴露し、全体主義への警鐘を鳴らした20世紀ディストピア(反ユートピア)小説の傑作を漫画化。

著者等紹介

オーウェル,ジョージ[オーウェル,ジョージ]
1903~1950。イギリスの作家でジャーナリスト。帝国主義の片棒をかつぐビルマ警察での勤務や、スペイン内戦などの参加経験から、ルポルタージュ作家として痛烈に全体主義を批判。その風刺的な作風は後の社会に多大な影響をもたらした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

246
洗脳について現実世界とリンクさせた感じで描かれていて面白い。中々疑問を持ち続けて変えようとするのは何事もしんどいけど、やらないとまずいというのは良くあることだな。2019/03/04

徒花

109
おもしろかった。ビッグブラザーのデザインがなかなか秀逸というか、巧妙だった。力強さはあるけれど、なんだか優しそうな雰囲気もある、という感じが出ていた。人間の認識が世界をつくっているということはよくいわれるけれど、本作はそれを暗黒面の方向につかっている感じ。ビッグブラザーというのはたぶんこの世界の中でも概念的な存在でしかなく、権力を得たい不特定の集団が作り出したキャラクターにすぎないのだろうし、たぶんそれは反乱組織のリーダーも同じなんだろう。そして考えなくてもいいのがラクなのは、ひとつの真理ではある。2021/12/03

33 kouch

39
登場人物の絵があるのでこのシリーズは話が理解しやすい。Audibleで読み流したいが、内容や設定が複雑なためポイントを抑えておきたい場合などに活用するといいかも。1984はそこまで複雑な設定ではないが、個人的に気分的に集中出来ずに読み進めていたため、補足として利用。漫画にしただけでなく、内容も要点が抑えられコンパクトになっていて読みやすかった。2023/11/15

マイケル

30
タイトルは有名ですが、本では読んでおらず、先に映画を見て興味を持ち、このまんがで読破。既に監視カメラがいたる所にあり、今後顔認証システムがあちこちに設置され、人々の行動が常に監視されると考えると、ディストピアに向かいつつあるのかも。なお、映画もおすすめ。2018/04/15

コニコ@共楽

24
原作を読んで、まんがではどう表現しているのか、興味があって手に取ってみる。原作よりも細かいところがはしょっているのは仕方がないが、何か物足りたい気がした。あらすじはきちって追っているし、ウィンストンの絶望も迫ってはくるのだが。言葉の持つ力が原作の大きな魅力だったのだろう。イングソック、ニュースピークや二重思考がすべて言葉で構築されているので、まんがでは文字で迫ってくる怖さが感じられない。やはり、原作はすごいとあらためて感じた次第。2022/10/12

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