出版社内容情報
ホメロス[ホメロス]
著・文・その他
内容説明
神々と人間がともに歴史を紡いでいた神話の時代。全知全能の父神ゼウスの計らいによって、10年にわたる「トロイア戦争」が勃発する。やがて戦は佳境を迎え、英雄アキレウスとヘクトルの決闘がはじまる―。古代ギリシア神話を題材とし、ギリシア叙事詩のなかでも最高と讃えられるホメロスの『イリアス』『オデュッセイア』の2大作を漫画化。
目次
イリアス
オデュッセイア
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みゃーこ
41
神話ってやっぱり苦手だな~イリアスについては、スイスイ入っては来なかった。神様に対する概念がそもそも考え方が斬新すぎてわかりづらくて。とっつきづらい。オデュッセイアはふつうに少年漫画を読んでいるようで面白かった。トロイの木馬の意味が初めて分かった。2015/08/22
アキ
29
ホメロス作イリアス・オデュッセイアのストーリーを改めて知るにはお手軽でよい。「イリアス」はパリスの審判の元になったお話し。西洋絵画によく出てくるテーマ。アキレス腱の元になったアキレウス。有名なトロイの木馬はオデュッセウスの謀略によりトロイア人はアカイア軍に破れ、ヘレネもメネラオス王の元に帰る。「オデュッセイア」テレマコスが父を探す旅に出て7年間カリュプソと暮らしたオデュッセイアがポセイドンの怒りによる嵐を乗り越え妻ペレロペの元に還り息子とも再会を喜び合う。ふ~ん。2018/11/27
ユーユーテイン
18
「イリアス」は難攻不落と言われたトロイアの城の名。「オデュッセイア」はトロイの木馬作戦を考えたオデュッセウスの名にちなむものだった。紀元前12世紀頃に10年続いたトロイア戦争と、その後のオデュッセウスの10年に及ぶ放浪を元にしたホメロスの叙事詩。人間味たっぷりの神たちと人間が共存する社会が描かれているが、この世界観はその後どう引き継がれていったのだろう?古代の人達は友情に厚く、行動は素朴だ。神に愛される人、というのはオデュッセウスのような人をいうのか。神々と付き合うのも面白いけれど大変だと思った。 2014/10/19
植田 和昭
12
ギリシアの神々の話ですが、人間くさいですよねえ。英雄伝ですが、ちなまぐさいです。人間の本能は、殺人なのかなあ。 2017/10/21
トッド
11
【❶イリアス編】紀元前15世紀頃(?)のトロイア戦争(ギリシャ側アカイア軍vsトルコ側トロイア軍イリアス城塞)の話。人間同士の戦争なのだが、昔過ぎて時々オリュンポスの神々がちょっかい出してくる。主に女を巡る男の戦い。■黄金のリンゴ。■トロイの木馬。■アキレス腱。【❷オデュッセイア編】聖闘士星矢みたいに、ポセイドン編が始まった(笑)2021/03/14