学級クライシス

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  • サイズ A5判/ページ数 209p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784810033946
  • NDC分類 371.43
  • Cコード C3337

内容説明

学級クライシスとは、集団が教育機能を失っている状態であり、教師の指示に従わない・他人を傷つける・ルールを破るなどマイナスの規範で回転している状態である。これは緊急事態であり、通常とは違う対応を要する。まず学習権を保障し、傷つきを防止して、新しいルールを再構築していく。そして信頼と安心の人間関係を回復し集団を立て直す。この原理と進め方を子細に網羅する。

目次

第1章 学級クライシスとは
第2章 学級クライシスの回復
第3章 授業クライシスの対応
第4章 日常生活に表れるクライシスへの対応
第5章 学級クライシス回復の事例
第6章 クライシス対応Q&A
第7章 教師のメンタルヘルス
第8章 クライシスへの危機介入

著者等紹介

国分康孝[コクブヤスタカ]
東京成徳大学教授。日本教育カウンセラー協会会長。東京教育大学、同大学院を経てミシガン州立大学カウンセリング心理学専攻博士課程修了。Ph.D.。ライフワークは折衷主義、論理療法、構成的グループエンカウンター、サイコエジュケーション、教育カウンセラーの育成

国分久子[コクブヒサコ]
青森明の星短期大学客員教授。日本カウンセリング学会理事、日本教育カウンセラー協会評議員。関西学院大学でソーシャルワークを専攻したのち、霜田静志に精神分析的教育分析を受ける。その後、アメリカで児童心理療法とカウンセリングを学び、ミシガン州立大学大学院から修士号を取得。論理療法のA・エリスと実存主義的心理療法者のC・ムスターカスに影響を受けた。著書多数

河村茂雄[カワムラシゲオ]
都留文科大学教授。心理学博士。日本カウンセリング学会常任理事。日本教育カウンセラー協会岩手県支部長。筑波大学大学院教育研究科修了。15年間公立学校教諭および教育相談員を経験、東京農工大学講師、岩手大学助教授を経て現職

大友秀人[オオトモヒデト]
青森明の星短期大学助教授。筑波大学大学院修士課程修了。北海道の高校教諭20年を経て現職。日本教育カウンセリング学会理事、日本教育カウンセラー協会北海道支部長・青森支部長、スクールカウンセラー。何のためにという目的意識を明確にして、具体的な育てるカウンセリングの構築を考えている

藤村一夫[フジムラカズオ]
盛岡市立見前小学校教諭。上級教育カウンセラー、学校心理士。岩手県出身、岩手大学大学院教育研究科修了。学級崩壊・不登校などを予防する学級経営を研究。各地でエンカウンターや児童理解について活動を行う。子どもと教師のちょっとしたすれちがいに気づき修正することで学級はよくなると感じている
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