出版社内容情報
H・G・ウェルズ[エイチジーウェルズ]
著・文・その他
内容説明
19世紀末、英国の町に隕石のようなものが落下した。墜落現場では巨大な円筒状の物体と中から得体の知れない醜悪な生き物が現れた。やがてそれは英国全土を巻きこんだ冷酷非道な侵略戦争へと広がってゆく…。支配する者とされる者の関係を描き、SFのひとつの原型を創ったH.G.ウェルズの不朽の名作を漫画化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
112
よかった。火星人が侵略のために地球に攻めてくるという物語。とだけ説明するとなんか陳腐だけど、原作が生み出された時代背景を勘案すると、なかなか突拍子もない。最後はものすごーく呆気なく火星人は撃退されてしまうけれど、どうやって火星人を撃退するかより、要するに危機的状況に陥ったとき、人はどのような行動に出るものなのかということをさまざまなパターンで描写しているのが本作の特色なのかも。2021/12/23
空猫
33
ずいぶん前に、原作も(トム・クルーズ主演の)映画も挫折したので読んでみた。これは原作に再チャレンジですな。2022/10/26
ワダマコト
16
人類では手も足も出ない火星からの侵略者を母なる大地、地球が倒してしまう。地球ってすげぇなぁと思いつつ、たった3日で崩壊してしまう人間の社会共同体の弱体さにも愕然とする。2014/08/14
にゃんころ
16
牧師の描かれ方が良い。嫌悪感抜群(笑) 原作がそうなんで仕方ないんですが、まんがで読むとオチがかなり唐突すぎて拍子抜けする。これは比重の置く位置の問題かも。2010/12/12
おくてつ
14
まんがで読破を読破するシリーズ。 SF小説の大家、ウェルズは名前と作品名は知っているものの、読んだことはなかったです。 この作品のせいで、火星人はタコ型っていうイメージが形成されたんですよね。 とりあえず、風邪という細菌には気を付けようと思う。2018/05/17
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