内容説明
俳人の数だけ「俳句の本質」がある、という時代。個々の真理の集合体のアンソロジー。
目次
一月
二月
三月
四月
五月
六月
七月
八月
九月
十月
十一月
十二月
著者等紹介
田島健一[タジマケンイチ]
1973年東京都生まれ。俳誌「炎環」同人。同人誌「豆の木」「オルガン」参加。句集『ただならぬぽ』(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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松本直哉
17
「お祈りをしたですホットウイスキー」(佐藤智子)に付された編者の鑑賞文が私の読みと全く違ったので一言。お祈りをしたのは多分外国人で、もしかしたらイスラムの方で、その後二人で酒を飲んでいるところで、その方の日本語のわずかな不自然さと鄭重さ、祈る敬虔への驚きと敬意、祈りの聖と酒の俗、外の寒と飲み物の温の対照、それが私がこの句から読み取ったものだった。平成という区切りにどれほど意味があるか知らないが、365人の365句は自ずからこの時代の俳句の収穫の豊かさを物語る。中でも3月11日から1週間の震災の句が胸を打つ2025/06/20
peace land
2
新し感覚の俳句に触れて、楽しい気分になった。 そして哲学的な味わいを感じた。 仮説も良かった。2025/03/15