内容説明
中村草田男の詩精神にふれ深く感銘し草田男を生涯の師として仰ぎつつ、自身の俳句観をそのおおらかな俳諧性において確立して行った鍵和田〓子。作品は、生の実感を手づかみでとらえた溌刺たる輝きと向日性の明るさがあり、また古典的素養に裏付けされた詩情によって独自の俳句的境地を確立した。晩年の老いや死を見据えた作品は、句境の更なる深まりをみせるものである。
目次
第1句集 未来図
第2句集 浮標
第3句集 飛鳥
第4句集 武蔵野
第5句集 光陰
第6句集 風月
第7句集 胡蝶
第8句集 百年
第9句集 涛無限
第10句集 火は〓り
『火は〓り』以後
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- 和書
- 夢は9割叶わない。