内容説明
昭和19年、帝国陸軍の少年戦車兵吉田勉は、特命を受けて杉並の荻窪研究所を訪れた。そこで彼は、開発中の怪ロボットと財前博士、そして宝生桜子と出会う。桜子に一目惚れした吉田一等兵は、研究所で働きはじめる。インチキ科学者の道楽に過ぎなかったロボット開発は、しかし陸軍大臣杉山元の注目するところとなり、いつしか本土決戦の切札と期待されてゆく。機動歩兵「イシ」とは?恋仇・加藤伍長も含めた爽快な三角関係のゆくすえは?そして肝心の日米戦は?戦記マンガの特務曹長・小林たけしが放つ杉並区民びいきの戦時冒険空想活劇浪漫、ここに登場。
著者等紹介
小林たけし[コバヤシタケシ]
戦記漫画家として長年活躍。日本出版社、立風書房、学研より多数刊行。個人作品集『蒼空戦線』『戦闘航海』(学研)。一方で漫画原作者として二十本以上の原作を居村真二氏、松田大秀氏などに提供。個人原作集としては『零戦伝説』『雷撃一代』(学研)など。2004年、実業之日本社より『帝国海軍原爆強奪計画』(全二巻)で小説デビュー
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