内容説明
三六五句の芭蕉の弟子達が求めた揺るぎない完成への道。
目次
一月
二月
三月
四月
五月
六月
七月
八月
九月
十月
十一月
十二月
著者等紹介
〓柳克弘[タカヤナギカツヒロ]
1980年静岡県浜松市生まれ。早稲田大学教育学研究科博士前期課程修了。専門は芭蕉発句の表現研究。2002年「鷹」に入会、藤田湘子に師事。2004年「息吹」50句によって俳句研究賞受賞。2005年藤田湘子逝去。新主宰小川軽舟の下、「鷹」編集長就任。2008年評論集『凛然たる青春』によって俳人協会評論新人賞受賞。2010年第一句集『未踏』によって第一回田中裕明賞受賞。2017年度、Eテレ「NHK俳句」選者。読売新聞夕刊「KODOMO俳句」選者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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豆ぐみ
2
2019年、ふらんす堂刊。新書版の入門シリーズで芭蕉門の俳人の句を1日1句、365日分。1ページに2句、解説文が7行ずつの読みやすい体裁で、中身は濃い。ここでも『俳諧雅楽集』の季語の本意を引きつつ、ときに『去来抄』の芭蕉の評なども引き、現代俳人の著者が解説。〈夕闇の水仙や月を胎むらむ 乙州〉〈陽炎や塚より外に住むばかり 丈草〉〈かまきりの虚空をにらむ残暑かな 北枝〉〈人に似て猿も手を組秋のかぜ 洒堂〉〈分限者に成たくば。秋の夕昏をも捨てよ 其角〉などなど。連載中も読んでいたつもりだったが未読が多かった。2019/08/14
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