出版社内容情報
チベットタントラ仏教不滅の名篇『マハムドラーの詩』を題材に、現代インドの巨星OSHOが宇宙との全面的なオーガズムを奔放自在に謳いあげた究極の詩。川とともに漂い、川とともにくつろぎ、やがてあなたは光たゆたう存在の大洋へと還る……。 「闘う必要なんかない。泳ぐことすら必要じゃない。ただ流れといっしょに漂うのだ。〈川〉はひとりでに流れている。……〈川〉とともにくつろぐこと、それがタントラだ」(本文より)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
D21 レム
19
チベット仏教やヒンズー教の異端とされてきたティロパという人のタントラ「マハムドラーの詩」をラジニーシが語った本。そうなのか~そうなのか~と半年かけて読んだが、読後何が語られていたのか完全に忘れているのに驚く。あまりにもたくさんの話で言葉にならないのかもしれない。いろいろ、納得したり発見したりしたのだが。忘れたのは628ページもあるからか(反語、いやそんなことはない…)?最後の話は、恐怖と強欲はコインの表裏で同じものだからどちらにもとどまらず動き続ける!とにかくじとーっとこだわるなよという話かな…違うなあ。2014/08/22
kanaoka 57
7
これも30年を超えての再読。古さは無い。人間は幼児期から青年期の成長の過程で自己を形成していく。自己とは人間が進化の過程で獲得した道具であり、他の生物にみられないオリジナルな能力である。自己を持つことは、孔雀が大仰な羽を持つのと同様に、淘汰において優位性が認められるものの、大きな不幸を背負うことでもある。しかし、孔雀の飾り羽と違い、ある種の働きかけや環境において、自己意識は強くも弱くもなり、この瞬間において落とすこともできる(そもそも時間は自己が生み出した概念である)。それを宗教者は覚醒と呼ぶ。2015/10/12
dexter4620
1
なかなか分厚い本であったが、要所ごとに良い話があった。巻末にある瞑想法は独特。日本人信者もそれなりにいるのだろうか?2018/10/29
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