内容説明
『天弓』『香雨』全作品収録。初句索引・季語別全句付。
目次
天弓
香雨
著者等紹介
片山由美子［カタヤマユミコ］
昭和２７年７月１７日、千葉県生まれ。同５４年、鷹羽狩行の指導を受け作句を始める。翌年「狩」入会。平成２年、第５回俳句研究賞、同１９年、『俳句を読むということ』（平１８）で俳人協会評論賞、同２５年、句集『香雨』（平２４）で俳人協会賞を受賞。同３０年１２月、「狩」終刊に伴い「香雨」創刊・主宰。「香雨」主宰。俳人協会常務理事。日本文藝家協会会員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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あや
11
俳句初心者の私は片山由美子さんとは毎日新聞の俳壇の選者さんとして出会いました。人生の先輩の友人に千葉のお生まれだと教わりました。今は武蔵野市にお住まいなのだとか。日常や自然を詠んだ何気ない句が好きです。2022/01/15
豆ぐみ
3
第三句集『天弓』と第五句集『香雨』を全句収録した文庫版。『香雨』は前に読んだので『天弓』を読んだところで読了ということにする。2019/07/30
きびたき
1
今日の俳壇を代表する俳人の作品集。第三句集『天弓』と、俳人協会賞を受賞した第五句集『香雨』の全作品が収録されている。｢言葉にはならないけはいのようなものを言葉によってただよわせる、それが私にとっての俳句の妙味だ。｣（『香雨』あとがきより）とある通り、なんとも言えない美しさを感じさせる作品が並ぶ。＜膝を抱くことを覚えてキャンプ果つ＞＜数ふるははぐくむに似て手毬歌＞。＜冬夕焼ビルの弾痕浮彫りに＞（｢レバノン 四句｣より）などの海外詠も興味深い。2022/05/29
