出版社内容情報
◆第二句集
半日を雪解しづくの檻のなか
激しい雪解しずくの音が、本格的な春の到来を告げるかのよう…◆第二句集
半日を雪解しづくの檻のなか
激しい雪解しずくの音が、本格的な春の到来を告げるかのように思わせる檻。
このように俳句表現の多様化が見られ、独特の句境がさらに広がった。
(帯より・鷹羽狩行)
◆自選十句
銀の川銅の麦畑
そのかみの風吹く夜の牡丹園
教室に投げ出されたる素足かな
ががんぼやカタカナ飛んで来るごとく
庭のもの絡まりあひて秋を待つ
十三夜ことばあたためをりにけり
冬来る懈怠に鞭を入れるべく
着膨れの中は餅肌かも知れず
革ジャンパー脱ぎてやさしきことを言ふ
哀歓の数の毛玉や古セーター
平成十五?十七年 5
平成十八?十九年 47
平成二十?二十一年 79
平成二十二?二十三年 113
平成二十四?二十五年 153
あとがき
西山春文[]
著・文・その他
内容説明
第二句集。
目次
平成十五~十七年
平成十八~十九年
平成二十~二十一年
平成二十二~二十三年
平成二十四~二十五年
著者等紹介
西山春文[ニシヤマハルフミ]
昭和34年宮城県仙台市生まれ。昭和61年「狩」入会。平成5年狩評論賞受賞。平成8年狩座賞(狩新人賞)受賞。平成9年狩同人。平成18年巻狩賞(狩同人賞)受賞。明治大学教授。明治大学リバティアカデミー「俳句大学」講師。俳人協会幹事。日本文藝家協会会員。俳文学会、表現学会等会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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