内容説明
代表作を網羅し精選426句を収録。
著者等紹介
細見綾子[ホソミアヤコ]
明治40年3月、兵庫県芦田村(現・丹波市)の旧家に生まれる。大正12年、16歳で日本女子大学国文科に入学、昭和2年、卒業と同時に東京大学医学部の助手・太田庄一と結婚、日本女子大の図書館に勤務。2年後、夫と死別、帰郷。同じ年に母・とりを失い、自らも肋膜炎を患う。療養中に医師・田村菁齋に勧められ、松瀬青々主宰の「倦鳥」に投句。転地療養のため青々の住む大阪府池田市に仮寓し、青々の指導を受ける。昭和17年、第一句集『桃は八重』刊行、その年沢木欣一と出会う
石田郷子[イシダキョウコ]
昭和33年東京生まれ。61年「木語」入会、山田みづえに師事。第一句集『秋の顔』(平成8年刊)により第20回俳人協会新人賞。平成16年「木語」の終刊により「椋」創刊。椋代表、星の木同人、俳人協会会員、日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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うっかり
2
名句だらけだ。 ふだん着でふだんの心桃の花 はもちろんのこと しみじみと味わえる句が多い。 その中にも 生くる日を何もて満たす雉子食ひつつ といった立ち止まってしまう句も多い。 あたたかい心持ちにさせてくれる句が多く、日向ぼこしながら読むのにはちょうどいいのではないだろうか。2018/04/03
わちゃこ
1
俳句は初心者なので、どう読んだら良いかわからない物も多いのですが、簡単な言葉で読まれている句などは、情景が浮かび、その一瞬を共に味わうような気持ちがします。なにげない日常を読んだ句に心惹かれます。2019/07/19