出版社内容情報
アリに乗る! 餌をねだる!! アリを食べる!!!
アリの巣の居候、キミらは一体何者だ?
アリの行列をじっと眺めていると、アリ以外の生き物が何食わぬ顔で混じっていることがある。
アリの巣にはさまざまな昆虫が居候しているのだ。
そんな好蟻性昆虫に魅せられて、昆虫分類学の見地から研究を続ける著者。
居候たちの正体とは? どんな目的で棲んでいる? アリはなぜ居候を追い払わないのか?
そこには驚くほど多様な、虫たちの生存戦略があった。
まだ誰も見たことのないすごい虫を見つけたい――
世界中の森の地面に這いつくばって挑んだ汗と忍耐と興奮の冒険を、若き昆虫学者が綴った名著の新装版。
●新種を見つけたら、どこにどうやって発表するのか
●100年前の昆虫標本(体長数ミリ)をお湯でもどして解剖
●命名は慎重に。一度つけた学名は変更できない
●珍奇な姿で大人気のツノゼミもアリと共生
●虫探しの道中でヒトの遺体まで発見
●狙いの虫を採る過程は推理小説に似ている
●「かっこいい研究」とはどういうものか
内容説明
アリの行列をじっと眺めていると、アリ以外の生き物が何食わぬ顔で混じっていることがある。アリの巣にはさまざまな昆虫が居候しているのだ。そんな好蟻性昆虫に魅せられて、昆虫分類学の見地から研究を続ける著者。居候たちの正体とは?どんな目的で棲んでいる?アリはなぜ居候を追い払わないのか?そこには驚くほど多様な、虫たちの生存戦略があった。まだ誰も見たことのないすごい虫を見つけたい―世界中の森の地面に這いつくばって挑んだ汗と忍耐と興奮の冒険を、若き昆虫学者が綴った名著の新装版。
目次
第1章 好蟻性昆虫学ことはじめ(アリクイエンマムシの発見;ハネカクシの世界の門を叩く ほか)
第2章 アリの行列の百鬼夜行(新属、また新属;ヒメサスライアリを探せ ほか)
第3章 研究の枝葉を伸ばす(日本のアリスアブ相;アリヅカコオロギと小松君 ほか)
第4章 冒険は続く(三つ子の魂と進路;生き物漬け生活 ほか)
“新書版追記”アリの巣をめぐるその後の冒険
著者等紹介
丸山宗利[マルヤマムネトシ]
1974年生まれ、東京都出身。北海道大学大学院農学研究科博士課程修了。博士(農学)。国立科学博物館、フィールド自然史博物館(シカゴ)研究員を経て2008年より九州大学総合研究博物館助教、17年より准教授。アリやシロアリと共生する昆虫を専門とし、アジアにおけるその第一人者。昆虫の面白さや美しさを多くの人に伝えようと、メディアやSNSで情報発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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