幻冬舎新書<br> アリの巣をめぐる冒険―昆虫分類学の果てなき世界

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幻冬舎新書
アリの巣をめぐる冒険―昆虫分類学の果てなき世界

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  • サイズ 新書判/ページ数 296p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344987289
  • NDC分類 486.7
  • Cコード C0295

出版社内容情報

アリに乗る! 餌をねだる!! アリを食べる!!!


アリの巣の居候、キミらは一体何者だ?



アリの行列をじっと眺めていると、アリ以外の生き物が何食わぬ顔で混じっていることがある。

アリの巣にはさまざまな昆虫が居候しているのだ。

そんな好蟻性昆虫に魅せられて、昆虫分類学の見地から研究を続ける著者。

居候たちの正体とは? どんな目的で棲んでいる? アリはなぜ居候を追い払わないのか?

そこには驚くほど多様な、虫たちの生存戦略があった。

まだ誰も見たことのないすごい虫を見つけたい――

世界中の森の地面に這いつくばって挑んだ汗と忍耐と興奮の冒険を、若き昆虫学者が綴った名著の新装版。



●新種を見つけたら、どこにどうやって発表するのか

●100年前の昆虫標本(体長数ミリ)をお湯でもどして解剖

●命名は慎重に。一度つけた学名は変更できない

●珍奇な姿で大人気のツノゼミもアリと共生

●虫探しの道中でヒトの遺体まで発見

●狙いの虫を採る過程は推理小説に似ている

●「かっこいい研究」とはどういうものか

内容説明

アリの行列をじっと眺めていると、アリ以外の生き物が何食わぬ顔で混じっていることがある。アリの巣にはさまざまな昆虫が居候しているのだ。そんな好蟻性昆虫に魅せられて、昆虫分類学の見地から研究を続ける著者。居候たちの正体とは?どんな目的で棲んでいる?アリはなぜ居候を追い払わないのか?そこには驚くほど多様な、虫たちの生存戦略があった。まだ誰も見たことのないすごい虫を見つけたい―世界中の森の地面に這いつくばって挑んだ汗と忍耐と興奮の冒険を、若き昆虫学者が綴った名著の新装版。

目次

第1章 好蟻性昆虫学ことはじめ(アリクイエンマムシの発見;ハネカクシの世界の門を叩く ほか)
第2章 アリの行列の百鬼夜行(新属、また新属;ヒメサスライアリを探せ ほか)
第3章 研究の枝葉を伸ばす(日本のアリスアブ相;アリヅカコオロギと小松君 ほか)
第4章 冒険は続く(三つ子の魂と進路;生き物漬け生活 ほか)
“新書版追記”アリの巣をめぐるその後の冒険

著者等紹介

丸山宗利[マルヤマムネトシ]
1974年生まれ、東京都出身。北海道大学大学院農学研究科博士課程修了。博士(農学)。国立科学博物館、フィールド自然史博物館(シカゴ)研究員を経て2008年より九州大学総合研究博物館助教、17年より准教授。アリやシロアリと共生する昆虫を専門とし、アジアにおけるその第一人者。昆虫の面白さや美しさを多くの人に伝えようと、メディアやSNSで情報発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kーazuki

48
audibleで視聴。他のアリの研究している方の本を読んで面白かったので、少しアリにも興味を持ってこの本を選択した。こちらは、学者の語りぶりで講義を受けているような感覚になりました。アリのことは少し知識としてわかったけど、自分はそれほどアリが好きでもないのでやはり作者の書き方で面白いかそうでないかで、選択したいところです。アリ好きにはおすすめの本です。2024/11/13

ナハチガル

23
Audible。一昔前からか、学者さんが専門分野や研究生活、就職活動などを一般読者向けに書いたライトな啓蒙書が増えてる感じがするが、その中では非常に良質な本だと思う。ウケねらいな要素は希薄で、多少の屈託はお持ちのようだけれども、幸運と周囲の人々の助けに感謝しながら、好きなことを楽しんでおられることが伝わって、さっぱりした読後感だ。寄生したり奴隷にしたり巣を乗っ取ったり、アリ社会はかなりシビアではあるのだけれど。十数年前と比べても生物の多様性が目に見えて失われてきているという著者の実感は切実でもある。A+。2025/03/04

流石全次郎

13
「アリの巣をめぐる冒険」村上春樹さんの小説のタイトルの様な新書。時系列はばらばらですが昆虫学者になるまでに、幼少の頃から現在の職業に就くまでにどのように昆虫(研究対象)と向き合ってきたのか、昆虫の分類学、昆虫の生態学などを丁寧に書き綴られた一冊でした。好蟻性昆虫を軸に深掘り解説は続きます。2025/03/02

koke

13
アリと共生関係を持つ昆虫を好蟻性昆虫と呼ぶそうで、筆者はそうした昆虫を対象とする昆虫分類学者。公園でも、足元に目を凝らすとアリなど様々な生き物がいるのに気づきます。見続けると、何か目的をもって動いていることが分かったりと偶然ではなく必然性を持ってその場にいることが分かります。観察すれば観察するほど世界が広がっていく感覚は、それを専門としている学者でも同じことなのだと、また少し目を凝らす場所を変えるだけで学問的にも未知の世界がたくさん広がっているのだと、それほど生物の多様性に奥行きがあるのだと知りました。2024/11/16

だーさん

4
分類学とは地味な分野だなと思いながら読んだが、これがなかなか奥が深い。蟻の巣の中は考えも及ばない世界が広がっており、のめり込んでしまった。研究とは熱量であると本書から強く感じる。ところで、「かなり違う」ものを属とするって、そんな曖昧な解釈でいいんだろうか。2024/11/29

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