著者等紹介
岸本尚毅[キシモトナオキ]
昭和36年岡山県に生まれる。中学生の頃に俳句を始める。東大学生俳句会・東大ホトトギス会に参加。初学時代は「渦」に投句し赤尾兜子の選を仰ぐ。兜子の死後、「青」に投句し波多野爽波の選を仰ぐ。平成3年田中裕明とともに「青」同人賞を受賞。「ゆう」に投句し田中裕明の選を仰ぐ。現在「天為」(有馬朗人主宰)・「屋根」(斎藤夏風主宰)同人。著書に句集『舜』(第16回俳人協会新人賞)など。エッセイ・評論等に『俳句の力学』(第23回俳人協会評論新人賞)、『高浜虚子 俳句の力』(第26回俳人協会評論賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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pirokichi
17
時々句会に参加しているのだが、俳句って何だっけ?と最近何だかわからなくなってしまい、初心に戻る気持ちで、久しぶりに読み返した。本書は、俳人・岸本尚毅さんが『虚子選ホトトギス雑詠選集夏の部』から百句を抽出し、解説を加えたもの。また巻末では「雑詠選集」に残った句、残らなかった句について分析しており、残らなかった句は「情景の捉え方が表面的」とか「スケッチの域を出ない」など、当たり前のことが改めてとても参考になった。今回はちょうどその時季なので「この雨のこのまゝ梅雨や心細」(本田あふひ)が最も印象に残った。2025/05/25
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