内容説明
永訣の詩。長く共に暮らした男がひとりある日、不意に消える下駄箱に、古い木製のシューズキーパーが遺るものたちが、不在を悼む言葉を刻みはじめる。
目次
色づくほどに酔って
何を見つづけていたのだろうか
紫陽花の夏
姿なく漂う
遊び
小さな桶
風
八月 街路樹と巣
リンジュウの夏
空港〔ほか〕
永訣の詩。長く共に暮らした男がひとりある日、不意に消える下駄箱に、古い木製のシューズキーパーが遺るものたちが、不在を悼む言葉を刻みはじめる。
色づくほどに酔って
何を見つづけていたのだろうか
紫陽花の夏
姿なく漂う
遊び
小さな桶
風
八月 街路樹と巣
リンジュウの夏
空港〔ほか〕