内容説明
私達の身の回りにあふれる高性能な電子機器―ノートパソコン、iPod、電子書籍リーダー、スマートフォン―には、すべてリチウムイオン電池が使われている。誰もが今この瞬間にも、リチウムイオン電池を携帯していると言っても過言ではない。科学記者のセス・フレッチャーは、リチウムの源泉であるボリビアの塩湖、リチウムイオン電池の研究に熱心なマサチューセッツ工科大学やスタンフォード大学の研究室、電気自動車への世論と経営の狭間で混迷するゼネラルモーターズ、最前線に立つ新興電池メーカーといった、リチウムイオン電池を巡る裏舞台を駆け回り、世界を作りかえる影響力を持った産業界の中心人物と接触し、彼らの思想を紹介していく。
目次
電気技師たち
早すぎたスタート
無線革命
電気自動車の復活
電気自動車のからっぽな中心
リチウム戦争
崖っぷちのGM
電池産業を育成せよ
試掘者たち
リチウム・トライアングル
ゴールのその先に
著者等紹介
フレッチャー,セス[フレッチャー,セス] [Fletcher,Seth]
『サイエンティフィック・アメリカン』誌編集デスク。『メンズ・ジャーナル』、『アウトサイド』、『サロン』などにも執筆している。ブルックリン在住
片岡夏実[カタオカナツミ]
1964年神奈川県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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