内容説明
米騒動、労働争議、都市化と新文化の登場など、新たな理想を模索する「改造」が進められた大正時代。第一次世界大戦後の世界の動向に翻弄されながらも、主体的に自らを改革しようとした“現代社会の出発点”を描く。
目次
大正社会と改造の潮流
1 国際連盟と日本
2 中朝国境と日本帝国主義―朝鮮人親日派問題
3 政党政治を支えたもの
4 広がりゆく大都市と郊外
5 大正の家族と文化ナショナリズム
6 近代合理性の彼方をめざして―肥田春充の強健術
著者等紹介
季武嘉也[スエタケヨシヤ]
1954年東京都生まれ。1985年東京大学大学院博士課程単位取得。現在、創価大学文学部教授、博士(文学)
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