内容説明
「人生において最も悲しく、信じたくないことのひとつは、鎖をつけている人間はそれをとろうとはせず、他の誰にでもその鎖をかけようとすることです。」教育を占有し、その中に子どもの自由と可能性を封じこめる固定化された社会制度の1つである学校に対して、フリー・スクールの運動の波は世界各地に寄せている。その一翼を担う家庭学校の生き生きした様相を本書は伝え、人間が学びあい成長する姿の原点を描く。
目次
第1章 ある1日
第2章 学校での日々
第3章 最初の6カ月
第4章 家庭での学校
第5章 春の儀式―試験・評価・家庭学校願書
第6章 家庭学校では全てが教育活動
第7章 読み書き
第8章 算数
第9章 人形ゲーム
第10章 音楽
あとがき―遠く見つめて