内容説明
至高のスキル習得の指南書。「認定医・専門医のための口腔外科ポイントマスター」シリーズは、手技や情報のアップデートに役立つ年鑑として好評の『別冊 口腔外科ハンドマニュアル』掲載原稿を基盤に、テーマごとに内容を見直して再編・書き下ろしのうえ書籍化。実臨床に基づく診断技術から治療法、手術手技、術後管理まで、口腔外科医に求められる知識と技術を解説し、現場での実践力を養う構成となっている。第1巻では、胎児から成人に至るまでの患者や家族の精神的ケアも含めた、筆者らの長年にわたる「口唇裂・口蓋裂治療」の実際を網羅。多職種連携が不可欠な本治療におけるキーパーソンとして“口腔外科医が担うべき使命と役割”を身につける必携の一冊。
目次
序章 用語の定義と疾患の分類(概説 口唇裂・口蓋裂(古郷幹彦))
第1章 疾患の機序と基本事項(疾患の成り立ち(阪井丘芳)
鼻咽腔閉鎖機能(野原幹司) ほか)
第2章 診療体制および診断(チーム医療(山西整)
出生前診断とケア(遠藤誠之) ほか)
第3章 手術の実際(口唇裂・口蓋裂治療の流れとコンセプト(田中晋)
術前顎矯正治療(田中晋) ほか)
第4章 医学的管理と支援の実際(術後管理(古郷幹彦)
長期管理の要点(古郷幹彦) ほか)
終章 長期治療成績からみえてくるもの(私の口唇裂・口蓋裂治療への思い(西尾順太郎))
著者等紹介
古郷幹彦[コゴウミキヒコ]
大阪大学名誉教授。1980年大阪大学歯学部卒業。2021年大阪大学名誉教授、平成医療学園なにわ歯科衛生専門学校 校長。日本歯科医学会会長賞(2025年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。