目次
1章 認知症ってどんな病気?
2章 薬に振り回されてはいけない
3章 チーム力で脳を再生させる!稲葉流治療法
4章 快食・快眠・快便が認知症を防ぐ
5章 家族の愛がなによりのクスリ
6章 世界の認知症療法から学ぼう
著者等紹介
稲葉泉[イナバイズミ]
東京医科大学卒業。脳神経外科専門医。数々の病院で脳神経外科診療立ち上げに従事。北海道の「道東の森総合病院・物忘れ外来」にて4年間で延べ9918人以上の物忘れ患者を診療。都内では「金町駅前脳神経内科クリニック」にても診療中。専門分野は頭痛・めまい・脳神経外科全般、物忘れ・認知症予防。所属学会:日本脳神経外科学会、世界脳神経外科連盟、日本脳卒中学会、日本認知症学会、日本脳ドック学会、日本プライマリ・ケア連合学会、日本医師会認定産業医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あやこん
3
父がアルツハイマーなので、三八広告に出ていて気になり、実家に帰る前に読んで母に渡そうと思って一気読み。北海道の開業医だそうで、グルタチオン注射は効果がありそうだけど、保険で使える量の10倍使うとか、数日で効果が薄れるとか、何だかちょっとがっかりなところもある。結局薬の飲みすぎが逆効果というのはそうだろうし、まあ、細かく診てくれる医者に出会えないとだめだなっていうところでした。2021/08/07
ゆかり
1
講演会にて著者を知る。内容は講演会のものと同じ。ポリファーマシー(多剤服用)の問題は知っていたが、医療側のコントロール。それよりも「快食・快便・快眠」が認知症リスクを軽減が寄り添う者としては現実的に感じた。また認知症投与において定型的な治療ではなく、個々に見合った予防や治療法(プレシジョンメディシン)が必要という話は希望だと思った。型にはめた治療のため副作用がおこる。その人の病状やライフスタイルに応じてすべき。グルタチオン注射(かゆみ止め肝臓疲れ)の効果も興味深いが、保険適用外であることが気になる。2025/01/17