出版社内容情報
子どもたちの視点で語られ、多様な大人たちが登場する作品をご紹介します。「子どもから大人まで、読んで欲しい児童書36冊。全部きどさんのお気に入り作品だから、手渡したい思いが温かく伝わってくるのがいいね。」ひこ・田中(『お引越し』『なりたて中学生』シリーズ)
「児童文学」はトータルに人間を描くことのできる貴重な実験場─子どもたちの視点で語られ、多様な大人たちが登場する作品をご紹介します。
1、子どもは成長する 北畠八穂『破れ穴から出発だ』/丘修三『ぼくのお姉さん』他
2、子どもは大人を信頼できるか ケストナー『飛ぶ教室』/ひこ・田中『お引越し』他
3、子どもだって市民なんだ 砂田弘『さらばハイウェイ』/ 安本末子『にあんちゃん』他
4、子どもだからわかる 大石真『チョコレート戦争』/古田足日『宿題ひきうけ株式会社』他
5、子どもの目で戦争を見つめる おおえひで『八月がくるたびに』/ネストリンガー『あの年の春は早くきた』他6、子ども性ってなんだろう 宮沢賢治 『種山ヶ原』/ 新美南吉『川』ほか
7、子どもは空想する フィリパ・ピアス『トムは真夜中の庭で』/バリー『ピーター・パンとウェンディ』他
きど のりこ[キド ノリコ]
きど のりこ
神奈川県生まれ。早稲田大学文学部史学科卒業。児童文学の創作・評論にかかわって現在に至る。「パジャマガール」で第24回新美南吉児童文学賞を受賞。日本児童文学者協会会員。ファンタジー研究会会員。アジア児童文学日本センター会長。
内容説明
「児童文学」はトータルに人間を描くことのできる貴重な実験場―子どもたちの視点で語られ、多様な大人たちが登場する作品を紹介。
目次
1 子どもは成長する―痛みの経験をバネに
2 子どもは大人を信頼できるか―家族・学校を舞台にして
3 子どもだって市民なんだ―大人の社会のおかしさを見逃さない
4 子どもだからこそわかるんだ―子どもに“正義”あり
5 子どもの目で戦争を見つめる―被害者として観察者として
6 子ども性ってなんだろう―永遠なるものと交感する
7 子どもは空想する―ファンタジーの世界で真実を見つける
著者等紹介
きどのりこ[キドノリコ]
神奈川県生まれ。早稲田大学文学部史学科卒業。児童文学の創作・評論にかかわって現在に至る。「パジャマガール」で第24回新美南吉児童文学賞を受賞。日本児童文学者協会会員。ファンタジー研究会会員。アジア児童文学日本センター会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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