内容説明
かの満州で、祖父と祖母の間に何があったのか?父はなぜ祖父を殺さなければならなかったのか?若き女性弁護士高遠衣織が肉親の秘められた系譜に迫る…そして、驚愕の結末が。七十年の時代を遡ってよみがえる国と民族を越えた愛憎の血脈。
著者等紹介
北原耕也[キタハラコウヤ]
1943年、宮城県牡鹿郡蛇田村(現石巻市)生まれ。大学を中退して演劇の世界に身を投ずる。その間、十指に余る過酷な職業を経験。この体験から、長く労働組合運動に関わる。のちに一線を退き、作家。日本民主主義文学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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