内容説明
当時の地形や地名の由来をはじめ、町に刻まれた歴史や時代の変遷を色鮮やかな切絵図や城下図から紐解く!この一冊で“古地図”のすべてがわかる!!
目次
基礎編(地図の販売は許可制だった。;江戸切絵図は江戸中期から刊行された。;江戸図は正確ではなかった。 ほか)
入門編(城内は空白だった。;城門の表記は画一化されていた。;文字の書き出しは入り口からだった。 ほか)
応用編(丸の内は城内を示す地名。;水運の町を象徴する橋。;城の防衛に使われた坂。 ほか)
著者等紹介
安藤優一郎[アンドウユウイチロウ]
1965年生まれ。歴史家。文学博士(早稲田大学)。江戸をテーマとする執筆・講演活動を展開。JR東日本・大人の休日倶楽部、東京理科大学生涯学習センター、NHK文化センターの講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
野球と歴史と・・・・本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
圭
16
古地図の読み方の入門書。主に尾張屋版の江戸切絵図と江戸の都市構造について解説されています。他藩に江戸城が攻められる事を想定し、道を鍵状に曲げたり、武家を城を守る形に配置したり、多くの寺社が愛宕山など高い場所に置かれたのはいざという時に重要な防衛拠点にするためでもあったそう。地図の版元が競合する中、地図記号が作られ、尾張屋のように白は武家、赤は寺社と色分けがされたりと見やすい工夫がされるようになって、版元によって特徴が違っています。庶民にとっても旅行者にとっても必要な地図。ロングセラーだったのも納得です。2014/08/28
たぴ
0
説明はわかりやすい。知識が無くてもとっつきやすい。軽く読める。2015/06/17
nitti
0
古地図の読み方の基本が頭に入り、今後見かけた時の足がかりになるだろう。東京の地図を見比べながら読んだがいかんせんと土地勘がないので、関西版も出して欲しい…。江戸期に由来する地名の話や、全国で見かける地名、また、各都市の成り立ちが面白く、関連本を読み漁りたい気持ち。2019/09/18
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