内容説明
レイチェル・カーソンの思いをつなぐ。
目次
1章 山極壽一(人類学者) ゴリラの目から地球の未来を見る(対談 山極壽一×上遠恵子)
2章 福岡伸一(生物学者) センス・オブ・ワンダーを旅する(対談 福岡伸一×上遠恵子)
3章 中村桂子(生命誌研究者) つながりの中の「いのち」に気づく(対談 中村桂子×上遠恵子)
4章 畠山重篤(養殖漁業家) 森と海と人の心に木を植える(対談 畠山重篤×上遠恵子)
5章 上遠恵子(エッセイスト) 不思議さに驚く心をはぐくむ
著者等紹介
上遠恵子[カミトオケイコ]
エッセイスト、レイチェル・カーソン日本協会会長。1929年東京生まれ。東京大学農学部農芸化学科研究室などに勤務。『センス・オブ・ワンダー』(新潮社)などレイチェル・カーソンの著書を多く訳出し、カーソン研究をライフワークにしている
山極壽一[ヤマギワジュイチ]
人類学者、総合地球環境学研究所所長。1952年東京生まれ。京都大学大学院理学研究科教授などを経て、2020年まで第26代京都大学総長。屋久島で野生ニホンザル、アフリカ各地で野生ゴリラの社会生態学的研究に従事し、日本霊長類学会会長などを歴任
福岡伸一[フクオカシンイチ]
生物学者、作家。1959年東京生まれ。ハーバード大学研修員などを経て、青山学院大学教授・米国ロックフェラー大学客員教授。『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)などの著書を数多く発表し、「生命とは何か」を動的平衡論から問い直している
中村桂子[ナカムラケイコ]
生命誌研究者、JT生命誌研究館名誉館長。1936年東京生まれ。早稲田大学人間科学部教授、大阪大学連携大学院教授などを歴任。「人間は生きもの」を基本に生命論的世界観を持つ「生命誌」を構想。1993年創設のJT生命誌研究館で副館長、館長を務めた
畠山重篤[ハタケヤマシゲアツ]
NPO法人「森は海の恋人」前理事長。1943年中国上海生まれ。気仙沼市舞根湾で家業のカキ養殖業を継ぐ。森の養分を海に循環させようと、1989年から漁民による植林活動を始めた。2012年、国連「森の英雄」に選ばれる。2025年4月に死去、享年81(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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