内容説明
美術は人間への愛であり平和をつくる力である。戦争に抗い早逝した画家たちはどう生きたのか。ミュージアムの館長3氏が若者達に問いかける。
目次
第1部 芸術は人間への愛(窪島誠一郎)(美術との出会い、二つの原体験;それは小さな飲み屋から始まった;絵とは何かを語った評論家・坂崎乙郎 ほか)
第2部 アートで平和をつくる(佐喜眞道夫)(私が美術館をつくるに至った想い;魯迅が私を励ました!;ケーテ・コルヴィッツの手紙から ほか)
第3部 戦争画のメッセージを感じ尽くそう(安斎育郎)(毎朝のラジオ体操;福島原発のトリチウム水の海洋放出;科学的命題と価値的命題 ほか)
著者等紹介
安斎育郎[アンザイイクロウ]
1940年、東京生まれ。東京大学大学院工学系研究科原子力工学専攻課程修了、工学博士。立命館大学名誉教授、安斎科学・平和事務所所長。1995年から立命館大学国際平和ミュージアム館長を務め、現在終身名誉館長。「平和のための博物館国際ネットワーク」名誉ジェネラル・コーディネーター、ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマ伝言館館長。ベトナム政府より文化情報事業功労者記章、韓国のノグンリ国際平和財団より第4回人権賞、日本平和学会第4回平和賞、ウィーン・ユネスコ・クラブ地球市民賞を受賞
窪島誠一郎[クボシマセイイチロウ]
1941年、東京生まれ、父親は小説家の水上勉。作家、戦没画学生慰霊美術館「無言館」、「残照館」館主。無言館の活動により第53回菊池寛賞受賞。平和活動への貢献により第1回「澄和」フューチュアリスト賞受賞。『「無言館」ものがたり』(講談社、サンケイ児童出版文化賞)、『鼎と槐多』(信濃毎日新聞社、地方出版文化功労賞)を始め、太平洋戦争に出征した画学生や夭折した画家の生涯を追った著作、父との再会や晩年を語る100冊余りの著作で知られる
佐喜眞道夫[サキマミチオ]
1946年、熊本県甲佐町生まれ。立正大学大学院文学研究科史学専攻を修了。鍼灸院を開業(千葉・東京)するとともに、上野誠、ケーテ・コルヴィッツ、ジョルジュ・ルオー等のコレクションを始める。『沖縄戦の図』を丸木夫妻から託され、1994年に佐喜眞美術館を開館(沖縄・宜野湾市)。第33回琉球新報活動賞、第64回タイムス賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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