内容説明
4年前の核兵器禁止条約締結の際に刊行され好評を得た書籍の新版。1月の条約発効を踏まえ、96頁から128頁へと内容を格段に充実させ、今後の展望を示す。条約全文の日英対照付きで、手元に置いて、将来にわたって活用可能。
目次
第1章 条約の内容と意義を交渉の経緯から見る(核保有国の反発にもちゅうちょせず;全会一致はめざすが多数決で;核廃絶の二つの流れがコスタリカを支えて ほか)
第2章 条約を生んだ世界諸国民の歴史的な闘い(国際政治の「不可逆的な四つの流れ」;NPT再検討会議における核兵器廃絶の「明確な約束」;平等要求が世界を動かしてきた ほか)
第3章 禁止から廃絶への新しいステージへ(核兵器違法化の時代の幕が切って落とされた;国際社会における民主主義の流れの健在がしめされた;広島・長崎の被爆から七五年の記念すべき年に ほか)
資料 日英対照 核兵器の禁止に関する条約(全文)
著者等紹介
冨田宏治[トミダコウジ]
原水爆禁止世界大会起草委員長、関西学院大学法学部教授・政治学者(専攻は日本政治思想史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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