内容説明
体罰と戦争で傷つき、死ぬ子どもたち。体罰は「しつけのため」戦争は「国を守るため」。暴力―人類はいつ、この悪しき伝統を止めるのだろうか。暴力とは何かを問い続けてきた森田ゆりの人間のいのちと尊厳を守る渾身の書。
目次
1 体罰と戦争の8つの共通点
2 怒りの仮面
3 体罰とファシズム―ヒトラーの場合
4 ジェンダーと大量殺人―宅間守の場合
5 体罰の6つの問題性と戦争の6つの問題性
6 戦争とトラウマ
7 マイケル・ジャクソンの思想―子どもの癒やしは世界の癒やし
著者等紹介
森田ゆり[モリタユリ]
元カリフォルニア大学主任研究員、元立命館大学客員教授。1981年からCalifornia CAP Training Center、1985年から5年間は、カリフォルニア州社会福祉局子どもの虐待防止室のトレーナーとして勤務。1990年から8年間、カリフォルニア大学ダイバーシティ・トレーナーとして、多様性、人種差別、セクハラなど、人権問題の研修プログラムの開発と大学教職員への研修指導に当たる。1979年から今日まで、先住アメリカ・インディアンの人権回復運動を支援し、日本とインディアンとの交流に携わってきた。『聖なる魂―現代アメリカ・インディアン指導者デニス・バンクスは語る』(朝日新社社)で1988年度朝日ジャーナル・ノンフィクション大賞、『あなたが守る あなたの心・あなたのからだ』(童話館出版)で1998年度産経児童出版文化賞受賞。1997年、日本でエンパワメント・センターを設立し、行政、企業、民間の依頼で、多様性、人権問題、虐待、DV、しつけと体罰、性暴力、ヨーガ、マインドフルネスなどをテーマに研修活動を続けている。アロハ・キッズ・ヨーガを主宰し、児童養護施設、児童心理治療施設、児童自立支援施設などで、とりわけ虐待のトラウマや脳神経多様性の子どもたちにヨーガを教えると同時にそのリーダーを養成している。2016年度アメリカン・ヨーガ・アライアンス賞受賞。2001年、虐待に至ってしまった親の回復プログラム「MY TREE ペアレンツ・プログラム」を開発。各地にその実践者を養成し、過去18年間で1138人の回復者を生んでいる。第57回保健文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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