目次
1 立ち上がった若者たち(退職強要が目的のPIPと闘う;3カ月契約で7年、大手生協の派遣切り問題と闘う;月400時間労働で心筋梗塞発症、ドライバーの労働条件改善のため立ち上がった;事例から見るブラック企業の手口)
2 ブラック企業につぶされないために(就職先を選ぶときから退職まで;ブラック企業の見分け方―就職先を選ぶとき50;働き始める前に;働き始めたら;仕事を辞めるとき)
3 ブラック企業に立ち向かうには―労働組合は強い味方(ブラック企業に立ち向かう方法;労働組合ってなに?;労働組合だからこそできること;労働組合への相談・加入から解決まで;労働組合は解決を請け負うところではない;嶋崎量弁護士が語る 労働組合が頼りになるワケ)
著者等紹介
清水直子[シミズナオコ]
プレカリアートユニオン書記長。ライター。1973年生まれ。中央大学経済学部卒業。非正規雇用中心の個人加盟組合の活動を経て、2012年、プレカリアートユニオンの設立に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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lily
3
試用期間は本採用前提の採用であること、解雇理由証明請求書を請求できること、PIP(無理難題の業務改善計画)は不当労働行為であることなど、労働者としての当然の権利をマンガでわかりやすく解説。経営者の「上から目線」どころじゃない「神から目線」の事例に唖然とする。彼らの横暴に歯止めをかけるために労働者の権利が確保されてきた。誇りある働き方ができるためには、組合活動は欠かせない。2016/11/16
knuuyy
1
「小さな労働組合 勝つためのコツ」がすごくおもしろかったので労働組合のことを知りたくなって図書館で読んだ。2014年の本。マンガとかついてるのでむずかしくない。心筋梗塞になったり洗脳されたり大変な事例がある。働いているときに記録をとっておいて、転職を決めてから残業代を請求する賢い人もいた。これまで労働組合や労基署に相談してもむだだよとか私はよく言われていたけど、うまく相談先をえらんだり知識をもてたらすごく力になりそう。しかし、むしろ派遣とかの法律が元凶なんじゃないかとは思った。2023/02/16
さいもん
0
ブラック企業の具体的な例を示し、個人加入の労働組合に加入することで対抗することを呼びかける本。 一般の労働者にとって身近な範囲に絞って書かれており、難解な労働判例やら法律用語やらを押しつけてくる姿勢がない。 個人で「たたかう」際に利用できる例文集も含まれている。著者の誠意が感じられる一冊。 「シフトを入れない」「賃金を一方的に下げる」といった行為にも対抗できることは新たな発見であった。2016/06/25
ramendrug
0
1:ブラック企業被害の実例 2:労働組合に加入して対抗する方法 良著2014/10/01
グルー
0
なにかあった時に読み直したい本。その渦中にいるとなかなか気付けなかったり動けないものだが、万が一のときに泣き寝入りしないためにも覚えておきたい。2014/07/19