内容説明
「福島再生の可能性はどこにあるか」「私たちは何をすべきか」―現場の格闘と模索から、その問への回答を探した記録。被災者支援、医療、地域復興の第一人者が語る。オールカラー、現地の実情と努力を伝える写真と図が50点超。
目次
被災者支援の現場から マイナスを乗り越えて―「利益相反」を考える(「幸せの五つの条件」から;福島の現状と「五つの条件」と;何を信用していいのか分からない時期に ほか)
被災者医療の現場から 福島第一原発事故におけるふたつの医学的問題(問題意識;隠したかったが名乗らないと生きていけなかった;全ての核被害のパターンを経験した日本 ほか)
暮らしと自治の現場から 問われているのは思想と人間観(温度差について;被害者と加害者の対立ではないから;我が身の体験から ほか)
著者等紹介
池田香代子[イケダカヨコ]
作家、ドイツ文学翻訳・口承文芸研究者。3.11後、母子疎開支援ネットワーク「hanako」に参加、さまざまな角度から福島支援に関わる
齋藤紀[サイトウオサム]
医師(医療生協わたり病院)。一貫して広島で被爆者医療に携わり、原爆症認定集団訴訟でも活躍。現在は福島市内の病院で被災者の医療に尽力する
清水修二[シミズシュウジ]
福島大学教授。専門は地方財政論。長年、原発問題に取り組み、福島県双葉町の復興まちづくり委員会にも加わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。