内容説明
徳間書店を退社した著者は1972年に弓立社を設立、吉本隆明『敗北の構造』(講演集)を刊行し、出版業界に鮮烈に登場する。吉本隆明と伴走した小出版社の軌跡を語る。投げ込み冊子「風信」と弓立社の理念。
目次
なぜ弓立社なんだろう
弓立社のイメージ
八〇年代末から九〇年代初頭の出版と時代の変化
今世紀における吉本隆明の受容
神戸生まれの愛媛育ち
中学時代の読書、及び先生との出会い
高校、寄宿舎、数学の先生
学習院大フランス文学科へ
古本と六〇年安保
『日本読書新聞』と吉本隆明が僕の学校だった〔ほか〕
著者等紹介
宮下和夫[ミヤシタカズオ]
1942年、神戸に生まれ、愛媛県で育つ。1960年、学習院大学仏文科入学、64年卒業。学研、主婦と生活社を経て、65年、徳間書店入社。71年退社。72年、弓立社設立。2008年まで活動し、2011年、友人に無償で提供して引退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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