内容説明
これは、嘘の被害を訴え出た女性と警察官によってつくりあげられた痴漢でっち上げ事件である。もう、今年で事件から足掛け12年めである。にもかかわらず、未だ、裁判をたたかっている。このとてつもなく長い裁判は嘘を見抜こうとしなかった裁判官らが誤った判決を書き続けた結果、もたらされたものである。これが、私と私の家族の人生を狂わせることとなった。
目次
第1章 ある日突然のできごと(一介のサラリーマンだった私;ある日電車のなかで;「逮捕する!」 ほか)
第2章 国賠訴訟に踏み切る(国賠訴訟とは;刑事記録が廃棄されていた;東京地裁―「痴漢行為があった」と認定 ほか)
第3章 人権問題として考える(ジュネーブへ;痴漢について考えること;人生を悔やまないために ほか)
日常は非日常となり―国賠訴訟10年をたたかって(妻・沖田有美)
著者等紹介
沖田光男[オキタミツオ]
1942(昭和17)年愛知県生まれ。新川工業(現在のアイシン精機)、理研機器製造を経て荏原製作所に定年まで勤務。1999年から痴漢冤罪事件で国家賠償訴訟をたたかう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。