出版社内容情報
搾取のカラクリを暴く!
日本の現実がこの本を求めていた。
◆「蟹工船」に共感した人々に
貧困が人々に襲いかかり、派遣切りが日常の風景になった日本。本書はなぜこんな日本になったのか、どうすればいいのかを模索する人々に、一つの回答を与えるものとなる。
◆資本主義の現状に憂える人々に
日本だけではない。金融危機は、資本主義のありようを、世界規模で問い直している。ポスト市場原理に代わる新しい社会を考える人にとって、本書は絶好の材料となるに違いない。
◆まず手がかりを求める人々に
そうは言っても、「資本論」や社会科学の書は、まだおおくの人々が敬遠している。格好の入門書、解説書である本書を読んだ人々は、新たな読書への意欲をかき立てられるだろう。
本書の6つの特徴
・日本の貧困の根本原因がわかる
・資本主義の矛盾の解決策を提示
・「資本論」第1巻を忠実に再現
・絵やグラフを使い楽しさを持続
・研究の最新の成果を取り入れた
・マルクスの伝記にもなっている。
《目次》
第1章 カール・マルクス
第2章 「資本論 Ⅰ」
解説1: 金融危機で一挙に200兆円もの損失が生まれた理由
解説2: 資本の目的はもうけにある。人びとのためではない
解説3: 資本家にもいい人がいるという議論があるけれど・・・
解説4: 日本の最低賃金を「資本論」で検証すると?
解説5: マルクスの時代にも派遣業者はいたのか?
解説6: 日本の労働時間は「資本論」の世界そのままだ!
解説7: "大洪水よ、わが亡きあとに来れ!"
解説8: 時代を超えてよみがえった資本家の悪知恵=派遣法
解説9: マルクスが予見していた正社員と派遣との分断策
解説10: 豊かさの一方の貧困、生産力を社会のために使えば解決
第3章 マルクス エンゲルス 「資本論」 そして・・・
カール・マルクス略年表
マルクスをもっと読もうと思っている方へ
内容説明
『蟹工船』に共感した人には貧困の原因を説き、市場原理主義を拒否する人には代替案を示し、マルクスに挑もうとする人には手がかりを提示する。
目次
第1章 カール・マルクス
第2章 『資本論第1巻』(金融危機で一挙に200兆円もの損失が生まれた理由;資本の目的はもうけにある。人びとのためではない;資本家にもいい人がいるという議論があるけれど…;日本の最低賃金を『資本論』で検証すると?;マルクスの時代にも請負・派遣業者はいたのか?;日本の労働時間は『資本論』の世界そのままだ!;“大洪水よ、わが亡きあとに来たれ!”;時代を超えてよみがえった資本家の悪知恵=派遣法;マルクスが予見していた正社員と派遣との分断策;豊かさの一方の貧困 生産力を社会のために使えば解決)
第3章 マルクス エンゲルス『資本論』そして…
著者等紹介
門井文雄[カドイフミオ]
漫画家。石井いさみ氏のアシスタントを経て現在に至る
紙屋高雪[カミヤコウセツ]
漫画評論家
石川康宏[イシカワヤスヒロ]
神戸女学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シュラフ
無識者
Haruka Fukuhara
hayataka
らんぷ
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- 和書
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