労働の人間化とディーセント・ワーク―ILO「発見」の旅

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784780300741
  • NDC分類 366
  • Cコード C0036

内容説明

職場では、グローバリゼーション・規制緩和のもと、「自律的労働」を名目に労働時間制を根本から外す動向、解雇の自由、非正規雇用の増大など、人格破壊が横行している。この本は、この国のこの「異常な働かせ方」が、21世紀の国際的ルール(基本原則)としてILOが提唱する“ディーセント・ワーク”の視点から見直され、是正されることをめざしている。

目次

1 ILOとの出会いについて
2 今日の日本の労働者の現状・問題点とILOの活用
3 野村証券事件の解決報告とスウェーデン訪問
4 ILOとの学習・交流の旅
5 分野別ILOとの交流
6 「もう一つのEU」、そして「もう一つの日本」

著者等紹介

牛久保秀樹[ウシクボヒデキ]
1947年12月札幌生まれ。1973年3月東京大学法学部卒業。1976年4月弁護士登録、東京法律事務所所属。1990年7月新宿総合法律事務所設立。ILO条約の批准を進める会代表。全日本教職員組合(全教)常任弁護団/JRの1047名の採用拒批撤回を求めるILO連絡会世話人/郵政事業研究会代表/世界の子どもにピース・アニメを贈る会代表など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆう。

6
著者が、ILOを旅する中で、ディーセント・ワーク(人間らしい労働)の重要性を探求していく構成となっています。そもそも、日本政府はILOを重要視していなく、そのためILO機関から日本はILOを無視していると位置づけられています。また、ILOは日本の労働時間など労働者の置かれている実態が、労働法規のある国だとは認識されていないくらいに、酷い実態に置かれていることが指摘されています。世界の常識から考えたとき、日本の労働者の雇用の保障や働かせ方の異常が、よくわかりました。ディーセント・ワークの必要性がわかります。2014/03/21

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