目次
第1部 「政治改革」という名の改悪―小選挙区比例代表制度亡国論(政治改革法案は廃案にすべきだった;新選挙制度は憲法違反だ;次期総選挙での私の公約は「小選挙区比例代表制度の廃止」;国民の意志に関係なく当選者が決まる制度 ほか)
第2部 官尊民卑を打破せよ―官僚王国解体論(三つの既得権を打破せよ;主権在官から真の主権在民へ;国家独占事業の実態;キーポイントは財政投融資 ほか)
感想・レビュー
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Keita
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この本は今読んでも色褪せていない。 それは15年も前の閉鎖的な日本でこれだけの持論を展開出来る小泉純一郎の政治家としての能力の高さの現れでもあるのだろうが、一方で日本の状況が15年間根本的には改善していない事の証左だろう。 「明日の事より今が大事で、ここで我慢をして将来を良くしようという精神がなくなった」などのくだりは今でも的を射ている。小泉純一郎がなし得なかった改革も多々あるし、良くない部分もあるだろうが、この政治家が日本のリーダーであった時にもっと改革を進める事が出来ていたらと悔やまれる。「リーダーシ2012/02/10