いつか出会った郷土の味

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いつか出会った郷土の味

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  • サイズ A5判/ページ数 224p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784779643439
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

作家が本当に美味しいと思った食べものとの出会いを、下品に、はしたなく、エロティックに書き下ろす。釣り上げた魚を仲間たちと料理し、旅先でこだわりの店を訪れ、生まれ育った故郷では思い出の味を…。飽食の時代だからこそ、一つひとつの食を本気で堪能し尽くしたい。そこには食べる“悦び”と、生きる“喜び”があふれている。何度でも読んで味わいたくなる珠玉の食エッセイ。

目次

梅ちゃんの鮎
「花もも」のすだちそば
冷や汁
萬口の「かつお茶漬け」
野田さんのサーモン
金沢の「ガスエビ」
一吉の「イカのしおから」
澤田さんの「ワカサギ」
シェ・イノの「温度玉子と黒トリュフのピューレ」
菊姫の「黒吟」〔ほか〕

著者等紹介

夢枕獏[ユメマクラバク]
作家。1951年神奈川県生まれ。77年、作家デビュー。「魔獣狩り」「キマイラ」「餓狼伝」「闇狩り師」「陰陽師」シリーズ等の作者。89年『上弦の月を喰べる獅子』で日本SF大賞、98年『神々の山嶺』で柴田錬三郎賞受賞。『大江戸釣客伝』で2011年に泉鏡花文学賞、舟橋聖一文学賞、2012年に吉川英治文学賞を受賞。2017年に菊池寛賞、日本ミステリー文学大賞受賞。18年、紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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よこたん

52
“もはや鮎は魚の形をした純な香りの塊のごときものとなっていて、食べたあとの記憶をたどっても、その香りを食したとしか言いようがないのである。” うわ〜鮎の香りとホクホクの身、食べたくてもうたまらない。ほぼお酒のアテに好適な、津々浦々の美味しいものがずらり。有名なお店の〇〇ばかりじゃなく、地元ならではの素朴な味も。語りかけてくるような文章、料理のイラストにも心煽られる。十和田湖のヒメマス、青森の海峡サーモンのお刺身ときたらもう。福島の山奥の、兎の頭のかち割り味噌汁の、味と見た目の解説にひたすら慄いた。2021/06/06

リコリス

37
「うまいぞ、冷や汁は」なんて書かれると宮崎県まで食べに行きたくなる。とにかく言葉の一つ一つに食欲をかき立てられてしまって困った〜笑。岐阜県馬瀬川の梅ちゃんの焼くほくほくの鮎、ぷうんと脳に這い上ってくる匂いがたまらないらしい郡上味噌、食の宝箱といわれる能登の豆乳をつなぎにした十割そば、「いいねぇ。いやこまったな、これは」と言わせたトマトの漬物も食べてみたい。でもごめんなさい鮒ずしと兎の頭は無理です。 おろしがねですだちの皮をおろし、それを薬味に食べるソーメンは絶対美味しそう〜すだちが出回ったら試したい。2021/05/07

ぐうぐう

33
食とは出会いだなぁ、と本書を読んで実感する。夢枕獏は、食を聖なる旅の物語と例えているけれど、その旅もまた出会いが紡いでいるのだ。本書の好感は、連載のために取材で訪れて食べたものがほとんどなく、あくまで夢枕獏が趣味の釣りや、仲の良い人からの紹介でプライベートに訪れた場所で食べたものが紹介されている点だ。なので、高級フランス料理店のピューレから、沖縄の島らっきょうまで、幅広い食べ物が登場する。(つづく)2021/03/12

くさてる

27
グルメエッセイ。著者らしい素直な語り口で、日本全国のおいしいものを語っている。純粋に味覚の喜びと楽しみに耽溺しているので、これはもうつくづく、文章がうまいと思いました。2022/12/07

りお

25
食はエロス。うまいものはエロい。 この境地に達してみたい。2021/10/17

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