出版社内容情報
情動コンピテンスは、どのように育まれ、社会的な場面での反応や行動に活かされるのか。社会的認知理論からアプローチする。
第1章 本書の目的と理論的背景
1?1 はじめに
1?2 情動コンピテンスと情動知能の概念上の差異
1?3 情動コンピテンスと適応
1?4 情動コンピテンスの向上可能性
1?5 既存の情動コンピテンス研究の課題と本書のアプローチ
1?6 本書の目的と構成
第2章 日本における情動コンピテンス─尺度の適用可能性の検討─
2?1 第2章の検討内容
2?2 〔研究1〕情動コンピテンスプロフィールの心理測定学的特性の国際比較
2?3 〔研究2〕改訂版WLEISの作成
2?4 第2章のまとめ
第3章 ストレス経験と情動コンピテンスの成長
3?1 第3章の検討内容
3?2 〔研究3〕最も大きなストレス経験時のレジリエンスおよびストレス経験からの成長と現在の情動コンピテンスとの関連
3?3 〔研究4〕大学入試に対する認知的評価とストレス対処が情動コンピテンスの成長感に及ぼす効果
3?4 〔研究5〕定期試験期間の自他の情動調整行動が情動コンピンスの変化に及ぼす影響
3?5 第3章のまとめ
第4章 情動コンピテンスと被排斥者に対する情動調整行動
4?1 第4章の検討内容
4?2 〔研究6〕情動コンピテンスと被排斥者の悲しみを調整する行動との関連
4?3 〔研究7〕情動コンピテンスと被排斥者の悲しみを調整する行動との関連─被排斥者の悲しみ表出の調整効果─
4?4 〔研究8〕情動コンピテンスと被排斥者の報復行動に対する関与の仕方との関連─報復の意図の高低に応じた検討─
4?5 第4章のまとめ
第5章 総合考察
5?1 得られた結果のまとめ
5?2 本研究の意義
5?3 残された課題とGrossの拡張版プロセスモデルの適用可能性
5?4 今後の展望
5?5 おわりに
野崎 優樹[ノザキ ユウキ]
京都大学 大学院教育学研究科・デザイン学大学院連携プログラム 特定講師京都大学大学院教育学研究科博士後期課程(2016年修了)博士(教育学)主要論文に,Emotional competence and extrinsic emotion regulation directed toward an ostracized person. Emotion, 15, 763?774.(2015)定期試験期間の自他の情動調整行動が情動知能の変化に及ぼす影響 教育心理学研究,61,362?373.(2013)自己領域と他者領域の区分に基づいたレジリエンス及びストレス経験からの成長と情動知能の関連 パーソナリティ研究,20(3),179?192.(2012)など。
目次
第1章 本書の目的と理論的背景(情動コンピテンスと情動知能の概念上の差異;情動コンピテンスと適応 ほか)
第2章 日本における情動コンピテンス―尺度の適用可能性の検討(情動コンピテンスプロフィールの心理測定学的特性の国際比較;改訂版WLEISの作成)
第3章 ストレス経験と情動コンピテンスの成長(最も大きなストレス経験時のレジリエンスおよびストレス経験からの成長と現在の情動コンピテンスとの関連;大学入試に対する認知的評価とストレス対処が情動コンピテンスの成長感に及ぼす効果 ほか)
第4章 情動コンピテンスと被排斥者に対する情動調整行動(情動コンピテンスと被排斥者の悲しみを調整する行動との関連;情動コンピテンスと被排斥者の悲しみを調整する行動との関連―被排斥者の悲しみ表出の調整効果 ほか)
第5章 総合考察(得られた結果のまとめ;本研究の意義 ほか)
著者等紹介
野崎優樹[ノザキユウキ]
京都大学大学院教育学研究科・デザイン学大学院連携プログラム特定講師。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程(2016年修了)、博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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