出版社内容情報
いつ起こるかわからない自然災害に常に備える心構えと災害後の未来に勇気を与える、天・地・海・人4部のエッセイとキーワード。
「天」の巻
1 オオカミ少年効果(空振り)
2 特別警報
3 時計の情報/地図の情報
4 堤内地/堤外地
5 とりあえず避難勧告
6 大雨+地震=?
7 災害情報のプレポスト・テスト
8 「ああ,バスの屋根の上で一夜の災害」
9 ダムと土嚢
10 タイムライン防災
11 地域気象情報
12 トリプルスリー
13 流行語に見る災害
14 データの「深読み」
15 あの日の天気
「地」の巻
1 熊本地震を経験して(その1)
2 熊本地震を経験して(その2)
3 10年+10年としての阪神・淡路大震災
4 地震サイエンスミュージアム
5 地震計のある小学校
6 想定内の中の想定外
7 エイプリルフールの地震
8 1.16と1.17
9 コーヒー・山菜・カツオ缶詰
10 阿武山アースダイバー
11 合わせわざ
12 緊急地震速報
13 3つの90パーセント
14 物語るモノと物言わぬモノ
15 浅いアウトリーチ/深いアウトリーチ
「海」の巻
1 津波てんでんこ
2 2つの短歌と巨大想定
3 カウントダウン/カウントアップ
4 あの日の避難訓練
5 思わぬときに,思わぬところで
6 個別避難訓練タイムトライアル
7 「逃げトレ」
8 逃げ出す学校/逃げ込む学校
9 自動車避難
10 夜間避難訓練
11 倍半分と桁違い
12 固有名詞という災害情報
13 形式的理想性/現実的実効性
14 「?してください」と「?します」
15 見えない災害遺構
「人」の巻
1 正常性バイアスと心配性バイアス
2 「正当にこわがる」/「正しく恐れる」
3 〈順向〉と〈逆向〉――復興の時間
4 災害の記憶のゆがみ
5 事故の季節感
6 天譴論
7 「二度殺された」――復興の空間
8 「世直し」と「立て直し」
9 「千分の一」と「万分の一」
10 状況論
11 百年戦争と震災
12 「想定外」を想定する他者
13 「ふだん」と「まさか」の接点
14 成功事例/失敗事例
15 語り継ぎの間接化
ミニコラム
1 「もう一つの短歌」
2 「天災は忘れた頃にやってくる」
3 アニヴァーサリーとアーカイヴ
矢守 克也[ヤモリ カツヤ]
1988年 大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学現在、京都大学防災研究所巨大災害研究センター教授・センター長主著:『〈生活防災〉のすすめ―東日本大震災と日本社会』ナカニシヤ出版 『防災ゲームで学ぶリスク・コミュニケーション』(共著)ナカニシヤ出版 『クロスロード・ネクスト』(共著)ナカニシヤ出版 『防災人間科学』東京大学出版会 『アクションリサーチ』新曜社 『ワードマップ:防災・減災の人間科学』(共編著)新曜社 『夢みる防災教育』(共著)晃陽書房
目次
天の巻(オオカミ少年効果(空振り)
特別警報 ほか)
地の巻(熊本地震を経験して;10年+10年としての阪神・淡路大震災 ほか)
海の巻(津波てんでんこ;2つの短歌と巨大想定 ほか)
人の巻(正常性バイアスと心配性バイアス;「正当にこわがる」/「正しく恐れる」 ほか)
著者等紹介
矢守克也[ヤモリカツヤ]
1988年大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、京都大学防災研究所巨大災害研究センター教授・センター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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