倫理学の話

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  • サイズ B6判/ページ数 276p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784779509711
  • NDC分類 150
  • Cコード C0012

内容説明

「倫理学とはどんな学問か」「正義とは何か」―深いテーマをさらりと説いて、初心者も研究者も引き込まれる倫理学概論。ゆっくりと自由に語る倫理学。

目次

第1部 倫理学とはどのような学問か(倫理学とはどのような学問か;倫理の好きなひと/嫌いなひと、倫理学の好きなひと/嫌いなひと)
第2部 倫理(道徳)の基礎づけ(倫理(道徳)を自己利益にもとづけるアプローチ(1)―プラトン
倫理(道徳)を自己利益にもとづけるアプローチ(2)―ホッブズ
自然観と倫理観、ないし、形而上学と倫理学
倫理(道徳)を共感にもとづけるアプローチ―ヒューム
倫理(道徳)
倫理(道徳)を義務にもとづけるアプローチ(2)―カント
ひとりひとりの人間のなかにあって、ひとりひとりの人間を超越するもの
倫理(道徳)を幸福にもとづけるアプローチ(1)―ベンタム
倫理(道徳)を幸福にもとづけるアプローチ(2)―J・S・ミル
倫理(道徳)を幸福にもとづけるアプローチ(3)―ヘア)
第3部 正義をめぐって(正義と善;ロールズの正義論;リバタリアニズムの正義論;共同体主義によるリベラリズム批判;共同体主義の系譜をさかのぼる(1)―アリストテレス
共同体主義の系譜をさかのぼる(2)―ヘーゲル
討議倫理学による調停
正義とは異なる基礎(1)―正義の倫理とケアの倫理
正義とは異なる基礎(2)―責任という原理
正義概念の脱構築―レヴィナスとデリダ
倫理学と真理論)

著者等紹介

品川哲彦[シナガワテツヒコ]
1957年神奈川県に生まれる。1981年京都大学文学部卒業。1987年京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、関西大学文学部教授。哲学・倫理学専攻。京都大学博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

テツ

13
たかが「好き」か「嫌い」か程度のことなのに、感情の赴くままにそれを正義と悪とにカテゴライズし、正義ではない方に対して情け容赦のない攻撃を始める。人類がやらかしてきた過ちのほぼ全てがそこから始まっている。日常生活の全てを倫理学的に考える必要はないけれど、世の中にはしっかりと冷静に理詰めで思考を積み重ねていくべき問題が大量に転がっていて、いざそうしたものと対峙したときに考える力を所有していないと、人類の新たなやらかしの原動力(の一人)になってしまうかもしれない。思考する力は歯止めになる。感情を冷やしてくれる。2023/05/24

masabi

12
【概要】倫理学の入門書。【感想】そもそも倫理学は何かに始まり、概念ごとに思想家がどう論じたかをまとめている。プラトン、アリストテレス、ホッブズ、正義論の面々といったお馴染みのものからケアの倫理、レヴィナスといったよく知らなかったものまで扱っていて良かった。絶対の正解があるのではなく、議論を通じて絶えず倫理的指針を検討する営みであることがわかった。 2020/11/23

オフィス派の宇宙図

3
うおうおおお!すごい倫理学入門書だ!プラトンからデリダまで普通ならば同時に出ないメンツが揃ってるぞ!おまけに時代順ではなく類似思想で分けてるので整理しやすい!最後に倫理学と関連する哲学概論も書かれているという気の利き用。倫理学ビギナーならこれを買わなきゃね!!!!!!!!!!!!2015/12/13

singoito2

2
著者はH.ヨナス「アウシュヴィッツ以降の神」の訳者。読メで検索すると、好評価なので読んで見た。最初の方は、分かりやすいが古典的な学説が多く、ちょっと退屈だけれど、第3部に入ると戦後の学説が中心で、ロールズとリバタリアニズムの対決など、俄然、話が面白くなってくる。特に、一読の価値あり。個人的には178ページの「共同体主義とリバタリアニズムとの政治における奇妙な融合」が、トランプを支持したような大衆主義や右派福音主義の背景が見えてきて、思わず膝を打つ面白さ。2021/09/15

バーニング

2
あとがきにも書かれているが終始誰かに語りかけるような文体で、しかししっかりと倫理学的な議論が論争を扱っていく。扱う順番が著者独特ではあるが、後半に正義論をロールズとノージックから検討したあとに共同体主義を経由してギリガンのケアの倫理やレヴィナスやデリダといったフランス現代思想に展開する様はなかなか面白い。ギリガンの主張はまだ堅固な理論ではないが従前の正義論た功利主義の弱点をつきながら現代的な視点を提示しているのは確かで、そこはちゃんと見ていくべきかもしれない。2021/02/20

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