内容説明
聖徳太子は実在した!考古学調査の成果で検証。平成二十四年七月「奈良大学夏のオープンキャンパス」の講演会・シンポジウムの記録をもとに、新たに編集。
目次
第1章 推古朝都市計画の復原―斑鳩と飛鳥を結ぶ太子道
第2章 発掘からみた古代斑鳩の景観―四つの宮と四つの寺院
第3章 七世紀前半の飛鳥の景観―推古朝の都市景観を発掘調査で探る
第4章 飛鳥と斑鳩―古代の都市景観を考える(座談会)
著者等紹介
酒井龍一[サカイリュウイチ]
考古学者。1947年、兵庫県篠山市生まれ。奈良大学名誉教授。関西外国語大学外国語学部英米語学科卒業。専門は世界考古学・考古学者の考古学
荒木浩司[アラキコウジ]
考古学者。1969年、奈良県大和郡山市生まれ。斑鳩町教育委員会生涯学習課文化財保存第二係長。奈良大学文学部文化財学科卒業。専門は日本考古学
相原嘉之[アイハラヨシユキ]
考古学者。1967年、大阪府大阪市生まれ。明日香村教育委員会文化財課調整員。奈良大学文学部文化財学科卒業。専門は日本考古学
東野治之[トウノハルユキ]
歴史学者。1946年、兵庫県西宮市生まれ。奈良大学文学部文化財学科教授。日本学士院会員。大阪市立大学大学院修士課程修了。博士(文学)。専門は日本古代史・日本古代史料学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Shoji
50
飛鳥と斑鳩を結ぶ「太子道」は、南北軸に比して約20度程度、西に偏っています。つまり、地図上ではナナメに通っています。飛鳥時代に聖徳太子が日常的に利用した道といわれています。このナナメに通る道路に沿って、飛鳥時代の遺構が多く出土されています。それは、「太子道」に沿って都市計画がなされ、都市機能が形作られていったことを表しています。とまぁ、こ難しい内容です。歴史がとっても好きで、飛鳥時代がもっと好きなニッチな方向けの学術文書です。2018/09/16
ウォーカージョン
3
面白かった。この本を持って現地に行きたい。2019/04/03