内容説明
音楽とは何か、リズムとは何か。音楽的時間論を読み解き、身体論と結び合わせ、時間を可能にする条件としての音楽的リズムの問題を哲学する。
目次
第1章 時間論から身体論へ(時間芸術と空間芸術;行為概念による時間論の発展;身ぶり概念による時間論の乗り越え)
第2章 身体の身ぶりから声の身ぶりへ(声の概念と音楽の受肉;声と楽器のヒエラルキー、模倣と創造の身ぶり;技術的身ぶりとシンボル)
第3章 メロディーとは何か―メロディーと空間図式(空間図式概念;音楽空間と図式の関係)
第4章 リズムとは何か(リズムと拍子を含む根源的リズム;リズムの配置と音楽の発生;リズムの交替とあいだの瞬間;リズムと時間図式;結論)
著者等紹介
山下尚一[ヤマシタショウイチ]
1979年栃木県に生まれる。2001年筑波大学第二学群比較文化学類卒業。2007年フランス政府給費留学生としてボルドー第三大学大学院に留学。2010年筑波大学大学院人文社会科学研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、筑波大学ほか非常勤講師。日本学術振興会特別研究員PD(立命館大学)。(専攻/フランス哲学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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