実践する政治哲学

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 332p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784779506093
  • NDC分類 311.1
  • Cコード C1031

内容説明

政治哲学で現代世界を読み解く。喫煙規制、外国人参政権から環境、平和、安全保障まで、現代社会の直面する様々な難題に政治哲学が解答を与える!実践的入門の書。

目次

第1部 社会を読み解く(喫煙の自由とその限界;“私”時代の教育と政治;ポスト世俗主義のアイデンティティ・ポリティクス;永住外国人の参政権)
第2部 国境を越える(平和主義の実践的可能性;グローバルな正義の義務と非遵守;ポスト9・11/9・15の安全保障と社会保障;ポスト・デモクラシーと新たな政治の生成)
第3部 理論的地平をひらく(自然の有限性と自由主義の転回;熟議民主主義と政治的平等;正義としての責任原理)

著者等紹介

宇野重規[ウノシゲキ]
1967年生まれ。東京大学法学部卒業、同大学院法学政治学研究科博士課程修了。現在、東京大学社会科学研究所教授。政治思想史・政治哲学専攻

井上彰[イノウエアキラ]
1975年生まれ。慶應義塾大学商学部卒業、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学、哲学博士(オーストラリア国立大学)。現在、群馬大学社会情報学部講師。政治哲学専攻

山崎望[ヤマザキノゾム]
1974年生まれ。東京大学法学部卒業、同大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。現在、駒澤大学法学部准教授。現代政治理論専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bevel

4
児玉論考は、中毒性という論点をあぶりだしててよいな、宇野論考はエッセイストみたいな書き方で他者を通した自律のパラドクスを書いてて面白いな、ボーマンの熟議の潜在能力の平等とその限界の議論面白いななどあるけど、実効性に触れない「正当化」論考が多いなあという印象。例えば4,11などがそうで、正当化にさえたどり着いてないものもある。一番いらいらしたのはコノリーのアゴーンの話を日本人ムスリムに安易に適用した話で、楽天的にマイノリティの無際限の努力を強いて社会の養分にするみたいな話で何が実践なのか…となった。2024/08/11

うえ

1
「戦中期において注目すべきは東南アジア方面への工作のため多数の日本人ムスリムが動員されていた」「敗戦までの時期において国士であることとムスリムであることは矛盾しないどころかむしろ一致していた」「現代の個人主義からすれば教育を受けるにあたって学ぶべきことが自分にとって何を意味するかがきわめて重要になる。まさしく<私>個人に対して差し出されたと思える知にしか個人は意味を見いだせない」「「これはまさに私が学ぶべきことだ」そう思えないことには人々は学びへの意欲をもてない」2、3章は興味深い。4、5は不要2013/02/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4653376
  • ご注意事項

最近チェックした商品