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内容説明
近年、企業における従業員や組織構成員による職場での横領や窃盗といった犯罪行為が問題になっている。日本の組織において事態が深刻化し研究需要が増していたにもかかわらず、この種の問題は研究課題として未開拓のままになっていたのである。そこで本書では、職場の人々や組織自体に直接危害を加える行動から、職場の人々の業務に悪影響を与えたり組織の効果的機能を損なう行動に至る様々な反社会的行動に注目し、加害者と被害者の両方の側面について心理学的視点から検討することを目的とする。
目次
第1部 概説編(組職における反社会的行動研究のこれまで;荒廃する職場の犠牲者(その1):職場の迫害、職場いじめ
荒廃する職場の犠牲者(その2):職場におけるセクシュアル・ハラスメント)
第2部 実証編(組織報復行動についての研究;組織における反社会的行動の実態を探る:面接調査;組織における反社会的行動の測定尺度作成とその規定要因を探る;再び組織における反社会的行動の規定要因を探る:原因は「組織」か「個人」か;職場の迫害に関する研究 ほか)
付録