内容説明
イメージトレーニングの実践と研究を通して、著者がとくに強調したいのは、勝つためには五つの条件を整えるということ。そのためのイメージトレーニング法を身につければ、ここ一番というときに、緊張、不安をはね返し、成功を自分のものにできる。著者はこれまでスピードスケート選手の強化に、この手法を取り入れてきた。そしてその成果は、大舞台でも証明されている。
目次
1 自信をつけるイメージトレーニング法―イメージの世界で、一度成功を“体験”してみよう(勝ちたい、そうなりたいという目標を明確にイメージする;目標を達成するための具体的方法を考える ほか)
2 失敗を成功に結びつけるイメージトレーニング法―失敗イメージを受け入れない者に、成功イメージは描けない(失敗する情景が浮かんできても、それを素直に受け入れる;負けたとき、失敗したときのつらさ、悔しさは、いつも心に刻みつける ほか)
3 緊張を逆手にとるイメージトレーニング法―イメージ中にヒヤヒヤ・ドキドキするほど、本番に強くなる(緊張に押しつぶされそうな場面を、できるだけ多く“体験”する;土壇場の勝利、最後の勝利をふだんから頭に描いてみる ほか)
4 集中力を持続させるイメージトレーニング法―一心不乱にイメージを描けば、もう雑音に左右されない(内容をすこしずつ変えながらでも、毎日行なってみる;一日の中でも仕事や勉強をはじめるまえと、行なう時間を決めておく ほか)
5 新しい挑戦への準備をするイメージトレーニング法―一つの勝利から、百の成功もイメージできる(あらゆる角度から可能性を分析してみる;いままでつくったイメージを、あれこれ重ね合わせてみる ほか)