内容説明
さまざまな心理学理論を道具として使いこなすための「メタ読み」の実例を満載。「メタ読み」ができれば論文のテーマも見えてくる。
目次
枠組みを意識し子どもと向き合う―J.ピアジェ『知能の誕生』
「ずれ」から発達が生まれる―L.S.ヴィゴツキー『思考と言語』
情動は表象への扉を開ける―H.ワロン『児童における性格の起源』
「うまくいかないこと」がうまくいく―G.ベイトソン『精神の生態学』
なにかをやるからこそ理由が生まれる―L.フェスティンガー『認知的不協和の理論』
個性が生まれるプロセス―D.スターン『母子関係の出発:誕生からの180日』
極微の変化に発達の可能性をみる―田中昌人『人間発達の科学』
「異文化」に赴かずに「文化」を問う―M.コール『文化心理学』
「手段」を手段として精神を描く―J.V.ワーチ『心の声』
教える人がいない学習―Y.エンゲストローム『拡張による学習』
学習は個人の頭のなかの知識獲得ではない
発達、障害、進化が交差するものとしての自閉症
本物の「知能」は測れない
二つのレベルの“できること”
問題を支えている関係を問う
「美しい」発達理論から「危うさ」をはらんだ発達理論へ
著者等紹介
夏堀睦[ナツボリチカ]
富士常葉大学保育学部准教授(教育心理学)。1965年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程修了(博士(教育学))
加藤弘通[カトウヒロミチ]
常葉学園短期大学保育科講師(発達心理学・臨床心理学)。1973年生まれ。中央大学文学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学(博士(心理学))(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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