内容説明
地図を刷り、地図を売る。そこには、分かりやすさと奇抜さ、そして手にとってもらうための仕掛けがあった。四世紀にわたる先人たちの創意と工夫をたどっていこう。地図はこうして進化した。
目次
序 出版地図の意義
1 京都図の出版(最古の刊行都市図とその系譜;京大絵図の出現とその世界 ほか)
2 日本図の出版(行基菩薩図する所なり;絵と図のあわい ほか)
3 世界図の出版(東西の雄、並び立つ;縦長の世界地図 ほか)
4 近代地図とアカデミズム(伊能忠敬の影響、ようやく;地形図の変遷 ほか)