内容説明
手間の魅力。あなたが知らない手紙の世界。
目次
第1章 メディアとしての手紙
第2章 ネット調査から見える手紙の現状
第3章 生き続ける手紙の世界一―非日常の手紙
第4章 生き続ける手紙の世界二―文通の世界
第5章 手紙のコミュニケーション分析
第6章 不易な手紙力
第7章 言葉と向き合う生活
著者等紹介
宮田穣[ミヤタミノル]
相模女子大学人間社会学部社会マネジメント学科教授。1959年金沢市生まれ。1983年一橋大学社会学部卒業後、大手印刷会社、教育出版社で、マーケティング・編集・調査・研究・広報など多様なキャリアを蓄積。仕事の傍ら、1999年東京経済大学大学院コミュニケーション学研究科に社会人入学。研究を重ね、2004年博士課程修了、博士号取得(コミュニケーション学、日本で第1号)。2006年民間企業から大学に仕事の場を移し、本格的に研究活動を開始。専門は、コーポレートコミュニケーション、企業の社会的責任、NPO論、企業広報、行政広報、組織内コミュニケーション論、ソーシャルコミュニケーション論など、コミュニケーション全般(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Norikko
3
チーム・ラボの猪子氏の手書きの身体性に関するコメント、 「ある種、身体の一部を提供しているようなもの。だからこそ特別な相手にこそ書くものだと思うし、相手にもその特別感が伝わるんでしょう(略)いかにデジタル的な環境が整備されようが、手書きで手紙や礼状を書く文化は、この先も残っていくんじゃないかな…」郵送でバースデーカードもらうと捨てられないもんなー、学生時代のとか、小さな甥っ子たちのとっちらかった平仮名のとか。で、嫌な上司のメモとかは1文字でもゾッとするのは、やっぱり手書きの特別さなんだろうな。2019/08/21