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内容説明
地方分権の時代に必要な教育実践とは?都市再開発計画とともに自律的地域経営による校区基盤の再編が企図され、公民館の性格と役割が理不尽に変えられようとしている中で、福岡市の校区公民館の再構築を歴史と実践の視点から分析し、改めて校区公民館の学習の蓄積とその優れた成果を捉え、明示する。
目次
第1部 校区公民館の理念と歴史的展開(地域の共同性を創り出した校区公民館と地域再編の課題;都市型校区公民館の今日的意義;福岡市における校区公民館の歴史的展開)
第2部 校区住民の自治的学習と地域づくり(校区公民館の社会教育労働の再構築;地域と出会い関係を紡ぎ直す「私のふるさと」づくり―校区公民館のサークル・団体活動を捉えなおす;地域に根ざす子育て文化運動を育む校区公民館;人としての存在を認め合う力を学ぶ青年の活動―校区公民館と「ウハウハ長尾」の実践;本物を再生する伝統文化のまちづくり―博多部・大浜のまちづくり実践)
第3部 地域の共同性を支える校区公民館実践の創造(住民の息づかいを大切にした「今津福祉村」の地域づくり―住民自治を支える今津公民館の学習;住民自治の三重化構造を創り出す校区公民館の生活課題学習―花畑公民館の学習参加・課題解決の展開;イメージソングが築く地域の絆―西花畑公民館の幅広い地域連携活動 ほか)