内容説明
劇的転換を求められている新たな生命倫理の案内書。従来、医療分野に集中しがちであった内容を生命科学全体とさらに関連する社会的緊急課題―環境・人口・難民・人種などにまで拡大、包括して最適任者が興趣ある解説で応える。
目次
総論 生命倫理の基礎(生命倫理の成立、背景と発展;生命倫理の基礎―多元主義の時代の倫理学;生命科学と生命倫理)
各論1 生命倫理の主要概念と思想的基盤(パターナリズムと自律(オートノミー)―その倫理学的基盤
自己決定とインフォームドコンセント
権利・人権・共生―生物としての人間から)
各論2 生命操作と生命倫理(出生をめぐる生命倫理―ヒトはいつから人になるのか;死と臓器移植をめぐる生命倫理;遺伝子をめぐる生命倫理;医療・看護現場の臨床倫理)
各論3 グローバル・バイオエシックス(医療資源の公正な配分;環境倫理;人口・健康・開発;グローバル・バイオエシックスの構想―将来展望)
著者等紹介
坂本百大[サカモトヒャクダイ]
青山学院大学名誉教授・日本生命倫理学会創立運営委員長
青木清[アオキキヨシ]
上智大学理工学部名誉教授・日本生命倫理学会会長
山田卓生[ヤマダタカオ]
日本大学大学院法務研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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