フィギュール彩<br> ウルトラQの精神史

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フィギュール彩
ウルトラQの精神史

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  • サイズ B6判/ページ数 233p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784779170706
  • NDC分類 778.8
  • Cコード C0376

出版社内容情報

1966年の放映から50周年!



「Q」が描いた戦後社会を独自に解読!



日常に入り込んだアンバランスな世界が意味するものとは?

なぜ日本に怪獣たちはやって来たのか?

人はなぜ見慣れぬ怪獣に変貌したのか?

1966年放映の物語が描いた、

戦後社会を破壊するものの正体とは?

放映順ではなく、テーマ毎に分類して

全28話のヒミツをあぶり出す。

はじめに アンバランスな世界へ



第1章 首都東京を脅かすもの――「マンモスフラワー」

「ペギラが来た!」 「 東京氷河期」「バルンガ」



第2章 自然がもたらす災厄――「SOS富士山」

「海底原人ラゴン」「虹の卵」



第3章 異次元への突入――「206便消滅す」

「あけてくれ!」



第4章 宇宙から飛来する怪獣―「宇宙からの贈りもの」

「ガラダマ」「ガラモンの逆襲」「宇宙指令M774」



第5章 過去から出現する怪獣――「ゴメスを倒せ!」

「鳥を見た」「ゴーガの像」



第6章 海から来訪する怪獣――「南海の怒り」「燃えろ栄光」



第7章 生物が変貌する時――「甘い蜜の恐怖」

「五郎とゴロー」「クモ男爵」



第8章 人間が変貌する時――「1/8計画」「変身」

「地底超特急西へ」



第9章 子供たちと変身――「悪魔ッ子」「育てよ!カメ」

「カネゴンの繭」



おわりに 「2020年の挑戦」

小野 俊太郎[オノ シュンタロウ]
おの・しゅんたろう 文芸評論家。
1959 年、札幌生まれ。
東京都立大学卒、成城大学大学院博士課程中途退学。
成蹊大学などで教鞭を執る。
著書に、
『スター・ウォーズの精神史』『ゴジラの精神史』(彩流社)、
『モスラの精神史』(講談社現代新書)や『大魔神の精神史』
(角川one テーマ21 新書)のほかに、
『〈男らしさ〉の神話』(講談社選書メチエ)、
『社会が惚れた男たち』(河出書房新社)、
『日経小説で読む戦後日本』(ちくま新書)、
『フランケンシュタイン・コンプレックス』(青草書房)、
『『ギャツビー』がグレートな理由』、
『本当はエロいシェイクスピア』、
『フランケンシュタインの精神史』(ともに彩流社)、
『『東京物語』と日本人』(松柏社)など多数。

内容説明

「Q」が描いた戦後社会を独自に解読!日常に入り込んだアンバランスな世界が意味するものとは?なぜ日本に怪獣たちはやって来たのか?人はなぜ見慣れぬ怪獣に変貌したのか?戦後社会を破壊するものの正体とは?テーマ毎に分類して全28話のヒミツをあぶり出す。

目次

第1部 戦後社会を破壊する力(首都東京を脅かすもの―「マンモスフラワー」「ペギラが来た!」「東京氷河期」「バルンガ」;自然がもたらす災厄―「SOS富士山」「海底原人ラゴン」「虹の卵」;異次元への突入―「206便消滅す」「あけてくれ!」)
第2部 日本にやってくる怪獣たち(宇宙から飛来する怪獣―「宇宙からの贈りもの」「ガラダマ」「ガラモンの逆襲」「宇宙指令M774」;過去から出現する怪獣―「ゴメスを倒せ!」「鳥を見た」「ゴーガの像」;海から来訪する怪獣―「南海の怒り」「燃えろ栄光」)
第3部 見慣れぬ怪物へと変貌する(生物が変貌する時―「甘い蜜の恐怖」「五郎とゴロー」「クモ男爵」;人間が変貌する時―「1/8計画」「変身」「地底超特急西へ」;子供たちと変身―「悪魔ッ子」「育てよ!カメ」「カネゴンの繭」)

著者等紹介

小野俊太郎[オノシュンタロウ]
1959年、札幌生まれ。東京都立大学卒、成城大学大学院博士課程中途退学。文芸評論家、成蹊大学などでも教鞭を執る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bugsy Malone

71
「ウルトラQ」全28話の制作または放映の順番に拘らず、各エピソードの特徴やテーマ性を元に分類、そこから見えてくる記念すべきウルトラシリーズ第一作となった「ウルトラQ」を読み解く。既刊「精神史シリーズ」同様、作品制作当時の時代背景を鑑み、監督や脚本家の個性にも触れた論考は変わらず興味深い。各話ストーリー解説がある事で場面々々も目に浮かばせる事が出来、とても読みやすく分かりやすい作りに。また「はじめに」で触れているオリジナル白黒版と後年の総天然色版に関する著者の意見には大いに共感出来ました。2020/05/03

keroppi

52
東京オリンピックが開催された直後の1966年に放送された「ウルトラQ」全ての作品をテーマごとに括り直し、当時の社会的背景や心理的状況から分析し解説していく。ほんとによく出来た作品だったのだとあらためて思う。そして、「2020年の挑戦」で締めくくり、その後のウルトラシリーズや現在へも想いは及ぶ。2020年は、再来年のこと、奇しくも東京オリンピックが開催される。遥か未来と思っていたのに、もうすぐそこに迫っている。高齢化したケムール人は、現実の日本人の姿ともダブって見えてくる。2018/03/14

detu

19
当時夢中に観ていたように思うも記憶の薄いエピソードも多々。はっきり覚えているのは、ガラダマ、カネゴン、ペギラ。円谷作品を深く掘り下げた本書を読んだ上でドラマを再びしっかり観てみたいと思った。大人のドラマ。2020/05/18

koji

9
ウルトラQ放映時は幼稚園児でしたので、唯々怖い作品という印象が残っています。唯最近はネット動画でウルトラQが何本も見れます。それを機に、視聴した動画(「2020年の挑戦」、「マンモスフラワー」、「地底特急西へ」、「虹の卵」)を本書で解読するスタイルで読み進めました。私なりに感じた永く語られる理由は、①文明批判力、②予言性、③梶田興治、金城哲夫、山田正弘ら監督、脚本の水準の高さ、④子供視聴に阿らない非妥協的態度、⑤ユーモア、⑥特撮力にあると思いました。当時は大人の社会に子供を引き摺り込んでいたのですね。2017/02/12

たいそ

5
ウルトラQの分析。ウルトラQはリアルタイムで観た世代ではなく、ウルトラマンが先だった(子供のころ、友人からウルトラマンの前に白黒でウルトラマンが出てこないが怪獣が出てくる番組があると聞いて、どうやって怪獣を倒すのか不思議に思った記憶があるが、観たのはずっと後だった)。従って、ウルトラマンなしにQをみた著者の印象というのは新鮮だった。また、東宝と大映の特撮の違いはおもしろかった。「特撮にはもう一回はない。」2016/09/08

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